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岐阜県加茂郡白川町教育委員会

学校教育におけるICTを活用した実証事業にV-CUBEを採用
人口減少社会における教育の質の維持向上に効果を実感

岐阜県加茂郡白川町教育委員会

岐阜県の中南部にある加茂郡の東部に位置し、清流と豊かな緑が特色。東西約24km、南北約21kmにわたる白川町の約9割は山林にあたる。

町内の小学校5校、中学校3校は、ほとんどの学年が20名以下の小規模校が中心。2015年度より、文部科学省の委託事業を受け「学校におけるICTを活用した実証事業」を推進し、町内全小・中学校及び楽集館(町立図書館)、教育委員会をV-CUBEのWeb会議サービスでつなぎ、遠隔教育等による教育活動の充実に係る研究推進を開始。

社会性を育むための集合学習をICTで実現

豊かな自然に恵まれた岐阜県加茂郡白川町は、街の面積の約90%が山林という地形のため、集落が車で数十分といった距離で点在しがちだ。そのため町内の多くの小中学校は1学年が20名に満たない少人数体制というのが実情である。「保育園から一緒のメンバーだけでの交流となり、社会性が育たないのでは」という危惧を抱いた白川町教育委員会では、文部科学省の実証事業の一環として、V-CUBE ミーティングにより町内の小中学校や文化施設を連携することとなった。

山間部小規模校が抱えていた課題

保育園から一緒のメンバーで変わらない環境

「保育園から中学校まで、ずっと同じ仲間と過ごす」ということも珍しくなく、他校との交流機会が限られる。

複数の学校が集まるのは時間的、距離的に困難

山林が大部分を占める地形のため、隣接する学校まで、車で片道15分~45分といった距離になり、集合しての合同授業を日常的に行うことは現実的ではない。

文化施設への訪問が困難

町立図書館など、文化施設を活用した専門教育も、距離の壁に阻まれて、遠隔地域の生徒は恩恵を受けにくい。

V-CUBE ミーティングでこう解決!!

別の学校の生徒とも顔をあわせて交流のアイコン

別の学校の生徒とも顔をあわせて交流

1ヵ月に1回の割合で、町内の小学生が一堂に集まる合同授業を実施

お互いの顔が見えるため、普段は部活動など限られた場でしか顔をあわせない同世代の生徒とも、積極的なコミュニケーションが取れるようになる。

教職員も原則的にWeb会議でミーティングのアイコン

教職員も原則的にWeb会議でミーティング

教職員の会議のための出張がなくなり、業務の短時間化も実現

教職員の会議でも長時間の移動が必要になっていたが、校長会を除く会議を原則的にWeb会議としたことで、教職員の負荷も低減できた。

町立図書館などの文化施設とも連携した専門教育のアイコン

町立図書館などの文化施設とも連携した専門教育

図書館司書による読書活動など、従来難しかった幅広い教育手法を活用

町立図書館の本の配置や本選びのための工夫を学ぶことで町立図書館への理解や、本を活用しての学習などを、他校の生徒と同一レベルで享受できるようになった。

V-CUBE ミーティング選定のポイントは?

コスト的に導入が現実的か?

文部科学省の実証事業の一環のため、限られた予算内で導入ができることは必須。

  • 当初はSkypeなども検討したが、教育に関わることだけに、セキュアな通信が可能なV-CUBE ミーティングを選択。
  • 有償サービスながら、実証事業の予算でも3年間は継続できる低コストである。
誰でも簡単に使えるか?

ICT支援がなくても、教職員の誰もが、いつでも使えるサービスであること。

  • 簡単なマニュアルを作成し、活用法の講習を行っただけで、どの教職員でも遠隔教育や、教職員間のWeb会議開催が可能になる。
今後の拡張性はあるか?

県庁所在地である岐阜市の教育施設のコンテンツ利用など、他の活用法にも広げられること。

  • 遠隔教育や教職員の会議だけでなく、遠隔の博物館や他の自治体の学校、海外の姉妹都市などとの交流にも活用が見込める。
  • 学校を防災拠点として活用する際も視野に。

お客様の声:生徒の社会性育成だけでなく教職員のリテラシーも向上

白川町教育委員会 教育長  纐纈政昭氏

白川町教育委員会 教育長 纐纈政昭氏

もともとは限られた児童生徒とだけの交流になりがちな地理的条件のハンディを解消するために、Web会議による遠隔教育を検討しました。

英語の授業で「好きなスポーツは?」と尋ねる例文の会話があったとしても、保育園の頃から顔見知りの生徒ばかりでは、会話もわかりきったものになってしまいます。特に言語はトータルボディアクションがモノを言います。生徒お互いが表情を見ながら会話できるのは遠隔教育のメリットでしょう。

実際に集合しての合同授業のように、しゃべっている途中に割って入るといったことができないため、Web授業ならではの手法も検討しなければなりませんが、小さな学校のままデメリットを改善できるシステムだと思います。

白川町立佐見中学校 校長 笠原康弘氏

白川町立佐見中学校 校長 笠原康弘氏

技術的な部分を教職員に説明する業務を担当しましたが、最初に簡単なマニュアルを作成しただけで、すぐにどの教職員でもWeb会議が開催できるようになりました。こうした活用は、教職員のリテラシー向上にもつながります。

これまで町民会館に集まって教職員の会議を行っていましたが、養護職員のWeb会議中にケガをした生徒の対応を、養護職員が中座して行い、終わったら再び会議に参加できるというのも、Web会議ならではのメリットであり、教職員の安心にもつながっています。

町内の小中学校の遠隔教育や、町立図書館との連携、教職員の会議のほかにも、同じように遠隔会議に興味を持って視察に来てくださった徳島県の学校との交流をWeb会議で行ったり、海外研修にいった生徒たちと遠隔で話したりするなど、幅広い活用を試行錯誤しています。

岐阜県加茂郡白川町教育委員会における ICTを活用した学校教育の主な取り組み内容

岐阜県加茂郡白川町の小学校5校、中学校3校では、1学年の児童生徒数が10人に満たないというクラスも珍しくない。しかし、隣接する学校も車で片道15分〜45分というように、実際に集まっての合同授業を行うことは現実的ではない。
そこで2015年度より3年間、文部科学省の委託事業を受け、「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業」を推進。V-CUBE ミーティングを活用した遠隔教育や、町立図書館などと連携した専門教育などの実証事業を行っている。

複式学級のハンディを克服する集合学習を、点から線や面とするWeb会議の活用

白川小学校(写真:左)、佐見小学校(写真:中央)、白川北小学校(写真:右)

小規模校や少人数の学級では、きめ細かい指導が行いやすい利点がある一方で、多様な意見に触れ、社会性を養う機会が少なく、進学時の環境や人間関係の変化への対応に課題があった。離れた学校の学級同士をWeb会議サービスで接続し、合同で授業を行うことで教育の質を維持向上させることを期待している。

小規模中学校の社会的な学びを支えるコミュニケーション能力育成プログラム

黒川中学校(写真:左)、佐見中学校(写真:右)

外国語活動を通じた言語や文化の理解促進と、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成、聞く・話す・読む・書くなどのコミュニケーション能力の基礎を養うことを目指している。

並行読書指導充実のために距離的・時間的ハンディを克服するWeb会議の活用

町立図書館と町内5校の小学校を接続し、図書館司書による合同授業を実施

学校や地域の町立図書館について、探したい本を見つけやすくするための工夫、本を使って調べる方法、本の配置や本選びのための図書館の工夫を学ぶことで町立図書館の利用方法の理解と、他校との交流から、学習活動への意欲と興味・関心を高めることを目指している。

岐阜県加茂郡白川町教育委員会がV-CUBE ミーティングと共に利用している主な製品

電子黒板 xSync Board,カメラ Logicool Webcam C920t,マイクスピーカー YAMAHA YVC-1000,ヘッドセット PLANTRONICS Blackwire C320,協働学習支援ツール xSync,Apple iPad Air 2,Panasonic CF-AX3GDCCS

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