WordPress(ワードプレス)はCMS(コンテンツマネジメントシステム)のひとつで、ブログやWebサイトを簡単に作る事ができます。 ブログでの利用用途のイメージが強いですが、オンラインサロンのような会員サイトを構築する事もできます。多くのプラグインが提供されている為、利用シーンは多くあるかと思います。
先ほど触れたプラグインですが、2022年7月現在では約60,000件公開されているようです。
美容室の予約であったり、問い合わせフォームであったり、Webサービスに必要な機能を満たすプラグインが多くあります。
この記事のテーマであるビデオ通話・ライブ配信ができそうなプラグインをWebRTCというキーワードで検索したところ、約60件ほどヒットしました。映像を通したエンゲージメントの重要性が高い為、多くのプラグインが公開されていると思われます。
Agora社もWordPress用にプラグインを公開しています。このプラグインでは以下の機能が提供されています。
・ライブストリーミング
・グループビデオチャット
・AmazonS3へのクラウド録画
・画面共有
・RTMPサポート
・デザインのカスタマイズ
・設定(画質設定等)のカスタマイズ
ノーコードでも基本的なビデオ通話・ライブ配信ができます。基本的な設定をプラグインページで行い、WordPressの書式に併せたショートコードを発行、貼り付けて公開するだけです。作業時間は数分です。
Bubble(バブル)はWebサービスの開発用ノーコードツールです。ノーコードツールでは代表的な存在になります。ノーコードとはいえ、柔軟な開発ができる反面、学習コストはやや高いものとなっています。
Bubbleに基本的な機能は備わっていますが、特定の機能に対するプラグインがBubbleにもあります。外部のシステムのAPIに接続したりデザインに関連するプラグイン等が人気のようです。
Bubbleのプラグインに対して、Agora社が提供しているものは2022年7月現在ありません。ですが、サードパーティー製のプラグインがいくつか公開されています。
この中から「Easy Live Streaming with Agora」という無償のプラグインを試してみたので少し紹介します。形式はライブ配信で、以下の機能が含まれています。
・ライブ配信開始(カメラ映像+画面共有)プラグイン作者のデモはこちらに公開されています。(Agoraに関するパラメータが設定されていないようで動作はしないようです)
組み込み手順としては以下の内容になります。
配信側
1.自映像と画面共有双方のプレビュー領域追加
2.配信開始・終了のボタン追加
3.音声ミュートのボタン追加
4.ボタンクリック時のワークフロー追加
視聴側
1.配信者映像と画面共有双方の映像再生領域追加
WordPressと同様にプログラム不要で簡単にライブ配信アプリが作れます。
ノーコード開発で簡単・安価・スピーディーにサービス提供が実現できそうです。
いくつかの制限事項はあるものの、ひとまずサービス稼働させてユーザーの反応をみたい時などに活用してみてはいかがでしょうか。