愛媛大学では各学部や拠点ごとに、様々なテレビ会議システムやWeb会議システムを個別で導入しており、既存システムのハードは63台にも上っていた。相互接続が容易ではないシステムや、利用率の低いシステムも多数存在していたことから、学長からのトップダウンでリプレースを行うことになった。その際選ばれたのが、V-CUBE BoxとV-CUBE ミーティングであった。
異なるメーカーの異なる仕様のシステムが混在しており、既存システム間での相互接続ができなかったり遅延が発生するケースが多かった。
導入時の担当者がいなくなったことで使われないシステムとなってしまい、週1回はおろか年数回のみ、またまったく利用されていないハードもあった。
それぞれの製品に購入コストの何パーセントかのメンテナンス費用が発生しており、ランニングコストを圧迫していた。
汎用性が高いためV-CUBE製品同士だけでなく、既存システムで有効活用したいハードとも相互接続できる。
従来は拠点間で異なるシステムのため相互接続できない場合は、教員や学生がキャンパス間を移動しなければならなかったが、既存システムとV-CUBE Box、V-CUBE ミーティングを接続することで、既存資産を活用しながらのコミュニケーションが可能になった。
会議室を予約しなくても研究室や自宅などのPCからも利用できるため、Web会議の開催頻度が大幅に増えた。
専用のテレビ会議システムのように構えることなく、気軽にWeb会議が開催可能。映像や音声の品質も高いことから、遠隔会議や遠隔授業の質を落とさずコミュニケーションが可能になり、利用者増、稼働率増につながった。
古いシステムや利用していないシステムは解約することで、毎年発生していたメンテナンスコストを削減。
年間数百万単位でかかっていた、保守費用などのランニングコストを大幅に低減。V-CUBE BoxとV-CUBE ミーティングにかかる年額は定額となるため、国からの交付金などを活用しやすい。
63台の既存システムのうち有効活用できる機器や、他大学の多地点遠隔講義システムと相互接続できること。
働き方改革のために特定の会議室に縛られることなく、様々な場所から利用できること。
混在していた既存システムを整理し、新システムを活用することでコスト削減が可能であること。
国立大学法人 愛媛大学 研究支援部 総合情報メディアセンタ事務課長 菊川 昭治 氏
各学部や拠点で、それぞれの要件にあったテレビ会議システム、Web会議システムを段階的に導入した結果、様々なシステムが混在し、異なるメーカーのシステム機器は63台に上っていました。しかし、導入時の担当者が不在になったことでほとんど使われていないようなシステムも存在しているにもかかわらず、「離れた拠点間での会議や講義に遠隔会議システムを使いたい」というニーズは毎年のように何ヶ所からも寄せられます。
異なるシステム間では相互接続できなかったり遅延が発生する上、機器のメンテナンスコストが膨大であることから、学長と財務理事から対応を求められたことでリプレースを行うことになったのです。
車で1時間以上かかるようなキャンパスもあることから学内での利用も行いますが、広島大学、徳島大学、山口大学との4大学における会議が頻繁に行われているほか、農学部で利用している他大学との多地点遠隔講義システムなど、外部システムとの連携も視野に入れる必要がありました。
会議や授業の品質を落とさず、PCなどからも利用できる柔軟性があり、かつ低コストという点がすべてクリアできていたのがV-CUBEのサービスだったのです。
今後、遠隔会議システムの導入要望が上がってきた場合、まずはV-CUBE BoxとV-CUBE ミーティングを提示し、どうしても別製品でなければという場合は除いて、できるだけV-CUBE製品のみの体制にしていきたいと考えています。
愛媛県内の4つのキャンパスのほか、サテライトオフィスや研究センタ、海外を含む他大学との連携などに、幅広くV-CUBE製品を活用している。V-CUBE BoxとV-CUBE ミーティングをHUBとすることで、従来は相互接続できなかった既存のテレビ会議システムも、統合して有効活用できるようになった。