UMKテレビ宮崎グループのIT機器系商社である宮崎電子機器では、宮崎市の本社のほかに都城、延岡、日南、日向、小林の5営業所を展開している。宮崎県は南北に長い地形であり、例えば延岡営業所から本社までは高速道路を使って車で1時間半以上、JRの在来線を利用すると2時間以上かかってしまう距離である。こうした地理的状況から、宮崎電子機器では、本社と拠点間の会議のほか、多様なIT機器を扱うための勉強会を高頻度で実施するために、V-CUBE ミーティングを採用した。
実際に集まっての会議を行おうとすると、移動時間や交通費(高速代、電車賃など)が膨大で、会議開催のハードルがあがってしまう。
多くの社員を対象に、扱っているIT機器の勉強会を開催したくても、講師役が各拠点に行かなければならない制約から、開催頻度が限られてしまう。
業務の都合などで勉強会に参加できないと、参加した社員との間で製品知識に差が生じてしまい、提案やサポートの際に質のバラつきが発生する。
移動せずに営業所にいながらWeb会議によるコミュニケーションを実現。本社と全営業所とをつないだ定例会議開催時の、移動時間が不要になり、交通費も大幅に削減。
部長級以上の役職の定例会議をWeb会議で行うことで、半日以上移動でつぶれていた時間を他の業務に充てることができ業務を効率化。高速代や電車賃などの交通費も不要に。試算では、移動時間は年間468時間、交通費や移動時間の人件費などの経費は約63%削減となった。
全拠点を対象に遠隔での勉強会を同時に行えるため、勉強会開催の負荷が大幅に低減。開催頻度を上げることが可能に。
講師が各拠点に出向き、同じ研修内容を何度も繰り返していた負荷がなくなったことで、講師役の業務効率が大幅に向上。他製品を扱った勉強会を開催するための時間を生み出すことができるようになった。
勉強会に参加できなかった社員も、録画された勉強会の内容を、後日確認できるため製品知識に対するバラつきを解消。
業務で特定の製品に対する情報が必要になった場合に、録画された勉強会を見直すことも可能になった。
専任の担当者などを置かなくても、会議を開催したいときに誰もが使えること。
映像や音声が途切れたり遅延したりすると、会議の質に影響を与えるため、高品質なWeb会議であること。
導入によりコスト削減ができることに加え、導入時のコストも低く抑えられること。
宮崎電子機器株式会社 システム営業部 部長兼 システムサポート課 課長 植田 裕之 氏
遠隔会議のための製品を導入したのは初めてのことになりますが、広い宮崎県で複数の拠点を構えている弊社ですので会議のための移動時間やコストが削減できるのは、予想以上に大きな効果でした。
会議出席のための移動時間が不要になれば、その時間を他の業務に充てることができる点は、業務効率という面でも評価できると思います。
様々なIT製品、サービスやソリューションを自社の商材としても扱っているIT機器系の商社という性格上、今後はV-CUBE ミーティングも1つの製品として販売していきたいと思っています。
宮崎電子機器株式会社 システム営業部 ソリューション&サービス営業課 課長 石田 耕作 氏
現在は社内での遠隔会議や勉強会という形で、V-CUBE ミーティングを活用していますが、今後は営業マンが営業先にPCやタブレットを持っていき、エンジニアが遠隔で商談に入ってサポートするなど、新しい使い方も模索していきたいと思っています。
他のV-CUBEのサービスも利用できるライセンス体系のV-CUBE Oneで契約しているので、活用の幅も広いものとなりますから、どのような使い方が自社でできるのか、また、お客様に対してのどのような活用提案ができるのかを、引き続き考えていきます。
南北に長いという地形の宮崎県で、宮崎市の本社のほかに5つの営業所を展開している宮崎電子機器。本社まで電車や車で2時間以上かかる拠点もあり、実際に集まっての会議やIT機器の勉強会を行うには、移動時間やコストがかかることが課題であった。特に、多数のIT機器を扱っているため、IT機器の勉強会は開催頻度を上げたいというニーズは高いものであった。
V-CUBE ミーティングの導入により、拠点にいながら会議や勉強会を開催できるようになっただけでなく、特に勉強会は録画することで、見たいときに見たい製品の勉強会をオンデマンドで閲覧できるようにして、顧客への提案やサポートに必要な情報を引き出せるようにしている。
延岡営業所や小林営業所から本社へは、電車でも車でも所要時間は2時間以上。定例で実施していた部長級以上が参加していた会議を、Web会議化することで、移動時間や交通費のコストを大幅に削減できた。
顧客への提案やサポートのためには、製品知識の向上は必須であるが、拠点にいながら多くの社員が勉強会に参加できることで効率的にスキルアップが可能に。
勉強会に参加できなかった社員が、後日、勉強会の録画コンテンツを閲覧することで、スキルの均一化ができ、必要となったタイミングでいつでも視聴が可能に。