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Zoom Roomsのコントローラーはタブレットで代用可能!使える端末と機能とは?

作成者: ブイキューブ|2022.07.25

Zoom Roomsは専用の端末を会議室などに常設することでスムーズにZoomでのWeb会議を開催できるテレビ会議システムです。

このZoom Roomsのコントローラーとなる端末にはいくつか種類があり、機能も異なります。

本記事では、Zoom Roomsのコントローラーの構成や種類ごとの機能をご紹介します。

Zoom Roomsとは

Zoom Roomsとは、カメラやマイク、スピーカーなどを部屋に常設し、部屋を丸ごとテレビ会議のための場所にするサービスです。

ZoomミーティングやSkypeといったインターネットを通じて行うWeb会議では、インターネットに接続できるパソコンやタブレット、スマートフォンを利用します。そのため、それぞれの端末でアプリやマイク、スピーカーなどの設定が必要です。

しかし、Zoom RoomsはWeb会議専用の部屋として常設しているため、毎回Zoomのためのカメラやマイクのセッティングは必要ありません。部屋に入ればすぐテレビ会議を始められます。専用の端末とネットワーク環境でテレビ会議を行うため、Zoomミーティングよりも通信環境が安定していて、映像のズレや途切れも起こりにくいという特徴があります。

また、Zoomミーティングをビジネス向けに利用するためには、時間制限などがない有償契約が一般的ですが、ライセンスは個人ごとに必要です。しかし、Zoom Roomsは部屋単位の契約となるため、有償のライセンスを持っていない社員も利用可能で、契約管理も楽になるでしょう。

Zoom Roomsの端末構成

Zoom Roomsに必要な端末構成は以下のとおりです。

  • 本体(PC)
  • ディスプレイ
  • マイク
  • スピーカー
  • カメラ
  • コントローラー

Zoom Roomsではタブレットやスマートフォンではなくパソコンを使って接続します。部屋全体を映さなければならないため、ディスプレイ、マイク、カメラ、スピーカーはパソコンに内蔵されているものではなく、別に用意します。

しかし、Zoom Roomsとセットになっている専用機器を導入すれば、これらを個別に用意する必要はありません。ブイキューブでは、初めてのZoom RoomsにおすすめのThink Smart Hubや、電子ホワイトボードにもなるディスプレイも備わっているDTEN D7などを販売中です。

Zoom Rooms特有の必要端末としては、「コントローラー」があります。次章では、Zoom Roomsのコントローラーとはどのようなものか、コントローラーとして利用できる端末は何か、といったことを説明します。

Zoom Roomsのコントローラーとは

Zoom Roomsの操作は、パソコンではなくコントローラーを使用します。コントローラーはタブレットを利用し、そこに Zoom Rooms コントローラ アプリケーションをインストールしてコントローラー化することが一般的です。専用端末を新しく購入しなくても、自社にすでにタブレットがあれば、それをコントローラーとして使用できます。

Zoom Roomsで使用するパソコンとコントローラーを同期すれば、そのコントローラーでZoom Roomsの設定や操作ができるようになります。マイク、スピーカー、カメラなどの選択や設定、ミーティングの参加など、すべてコントローラーを使用してワンタッチでできるため、直感的な操作が可能です。

対応端末

Zoom Roomsのコントローラーは専用のタブレットをあらたに購入する必要はありません。iPad、Android、Androidタブレットと同機能を持つCrestron Mercury、Windows、Polycom Trio、ロジクール Tapといった端末があればコントローラーとして使用できます。

ただし、以下の条件を満たすことが必要です。

Apple iPad、iPad Pro、iPad Mini

iOS バージョン 8.0 以上

Android タブレット

バージョン 4.0 以上

画面サイズは8.0 インチ推奨(7.0インチでは機能制限あり)

ARM v6+ または x86、デュアルコア 1.5 Ghz 以上

Windows タブレット

バージョン 10.0.14393 以上

すでに自社で所持しているタブレットをZoom Roomsのコントローラーにしたい場合、厳密に適用可能かどうかはZoom Roomsのサポートをご参照ください。

端末によって利用できる機能に違いがある

タブレットをZoom Roomsコントローラーにするとき、端末によって使用できる機能は異なります。ただし、ミーティングの開催や参加、マイクのミュートのオン・オフ、通話履歴の表示など、基本的な操作はすべてのタブレットで可能です。

端末によっては使用できない機能は以下のとおりです。

 

iPad

Android

Windows

Polycom Trio

ロジクール Tap

ミーティング参加時に音声コマンドを使用する

       

プレゼンテーションのときに画面共有セッションの期間を設定する

 

カメラのミラー効果を有効にする

 

参加者のビデオをピン留めする

 

参加者をスポットライトする

 

画面共有中に画面上のビデオを移動およびサイズ変更する

 

ミーティングのホスト コントロールを要求または再要求する

 

字幕テキストを表示する

 

複数の MXL USB マイクをサポートする

 

スケジュール表示ディスプレイへ切り替え

     

CEC TV の電源オン/オフ

 

ミーティング終了後の体験フィードバック調査を表示する

   

オーディオで電話のみを指定する

       

サードパーティ製のオーディオを指定する

       

コントローラ(CEC)の操作時間を指定する

   

まとめ|テレビ会議の安定したネットワークで臨場感ある会議を

Zoom Roomsを使用すれば、部屋まるごとWebミーティングのための場所にできるため、ミーティングのたびにカメラやマイクの設定をする必要はありません。専用のマイク、スピーカー、カメラ、回線の使用により、安定したネットワークで臨場感ある映像で会議ができます。

操作もタブレットをコントローラーとして使用できるため、誰でも迷うことなく直感的に操作可能です。コントローラーはiPadやAndroidタブレットなどにアプリをインストールするだけでよく、あらたに専用端末を購入しなくても済みます。ただし、タブレットによって使用できる機能が制限される場合もあるため、本記事を参考にしてください。

導入コストを抑えたい場合は、すでに所持しているタブレットをコントローラーとして使用することがおすすめです。