Web会議ツール「Zoom」を使って学校などの授業を行っているところは増えています。しかし、Web会議に特化したZoomでは、学校で行う授業にぴったりな機能がなく、困っていることはありませんか?
実は、学校や教育機関向けに開発された「Class for Zoom」というものが、現在海外で利用されています。(日本ではまだ展開されていません。)
そこで今回は、Class for Zoomの機能をご紹介します。Class for Zoomの機能を使いこなすことができれば、「より簡単に」「より良い」オンライン授業が可能になります。
最後にβ版のテスト参加へのフォームもありますので、気になる方は事前に登録してみてください。
「Class for Zoom」は、学校・教育機関向けにClassEDUが開発した、Zoom用のアドオン機能です。オンライン授業向けにより便利な機能が利用できるようになります。
これまで通常のWeb会議ツール「Zoom」を使って授業を行っていると、実際の授業で行うすべてのアクションをZoomで実現することは難しく、困ってしまう部分があります。
それらを解決するべく開発されたのが「Class for Zoom」です。まるで学校で授業をしているかのような、画面上のUIや機能があります。
では、Class for Zoomの主な機能をご紹介します。
通常のZoomと「Class for Zoom」との大きな違いは、まるで教室のような設計のインターフェイスになっているところです。
先生は左上に固定されて常に見えるようになっています。授業によってはTA(Teaching Assistant)やプレゼンターがいますが、右側のグリッド表示の上部に固定して表示させることもできます。
先生にとって嬉しいポイントは、生徒もグリッド表示で全員の顔を見ながら授業を進められることです。学校のクラスルームで行う授業であれば全員の顔が見えるのに、オンラインになった途端に見えなくて困る、といった課題がありません。
また、クラスの生徒の様子やデータを一覧で確認することができます。誰が手を挙げているか、回答が済んだか、視線が逸らされていないか等を簡単に目視で確認できます。
課題をリアルタイムで配布し、生徒がその場で課題を提出できる機能もあります。
画面上に課題を表示させ、Class for Zoom上で回答して提出ができるのです。生徒は上部のタブを「クラスルーム」から「課題」に切り替えることで閲覧・回答できます。
先生は、回答状況もリアルタイムで確認できます。
クイズや小テストを授業中に実施できる機能もあります。
生徒の成績は、オンラインの成績表に自動的に入力されます。
生徒ごとに進捗状況や成績が確認できるので、先生は授業に集中することができます。CSV形式で出力もでき、授業後の対応の手間もかかりません。
授業中に、先生と生徒が1対1で話すこともできます。プライベートディスカッションルームを、クラスの中で作るイメージです。
個別で困ったことや質問がある場合、Zoomから退室することなく、先生と生徒は話すことができます。授業の進行を止めることなく、生徒の問題を解決できます。
画面に映る生徒を任意の順番や絞り込みで表示できます。
通常のZoomであれば、スピーカービューとギャラリービューの2種類のみでした。その2つに加えて、Class for Zoomでは、アルファベット順に並べたり、挙手している人の順に並べたりできます。
座席表をうまく調整することができれば、生徒をいち早く探すことができます。
その他にも、出席者・欠席者を自動的に集計したり、生徒ごとの発言時間を記録したりと、より授業を進めやすくできます。授業やクラスの状態をダッシュボードで確認することもできます。
これほど充実した機能を持つClass for Zoomですが、日本ではまだサービスが提供されておらず、日本での展開は未定です。
βテストへの参加希望は受付中のため、興味がある人は登録してみてください。
【Class for Zoom】
Class for Zoomを提供するClassEDUは、2020年9月23日(現地時間)に会社の設立と1,600万米ドルの資金調達を発表しています。
Zoomの上に構築されたClass for Zoomだからこそ、Zoomに慣れたユーザーにとっては使いやすく、高品質なビデオ・オーディオの恩恵が受けられます。
日本での展開は未定ですが、興味のある人はβ版テストへの参加希望を登録してみてください。
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