Zoomのサービスの多くは無料でも使えるため、無料プランを使っているという方も多いのではないでしょうか。しかし、企業での利用となると、やはり有料プランがおすすめ。その理由としては、時間に縛られることなく無制限に会議が利用できること、また、ウェビナー機能など企業活動にとって必要な機能が備わっていることが挙げられます。
本記事では、法人契約でおすすめしたい3つの有料プランについて解説していきます。
「どのようにプランを選べばいいの?」「またそれぞれのプランにはどのような機能がついているの?」そのような方はぜひとも本記事を参考に自社のプラン選びを進めてください。
Zoomには3つの企業向け有料プランがあります。契約ID数や会議参加可能人数、サポート内容などによってプランが異なりますので、まずは3つのプランの違いから見ていきましょう。それぞれを一覧化したのが以下の表です。
Zoomの有料プランには、上記の3種類がありますが、「どのプランを選べばよいのかわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
プランを選ぶ前に、まずは有料プランを利用するうえで抑えておきたい「ライセンスの数および1ライセンスあたりの参加数」と「管理機能」についてお伝えしていきます。先ほどからお話に出てきているライセンス。「そもそもライセンスって何...」そう思われている方も多くいらっしゃることかと思います。まずはZoomの契約を考える上で必ず知っておきたいライセンスについてご説明していきます。
ライセンスとは「ホストになれる人」のことをいい、つまり「ライセンス数=必要なホストの人数」と把握いただくと良いでしょう。
そもそもホストとは、会議を主宰する主催者のことです。このホストに当たる人が会社として何人必要なのか、で必要なライセンス数が決まってきます。会社やチーム、事業部により必要総数が変わってくるためいくつ必要なのかはしっかりと社内で相談した上で進めるようにしましょう。
ホストが5~9人でよい(5~9ライセンス)であれば、プロプランがいいでしょう。9ライセンス保有した場合、100人まで参加できる会議室が9部屋利用できると考えてください。
ビジネスプランは、10ライセンス以上、つまり最小10名のホスト設定が可能で、エンタープライズプランは、50ライセンス以上、つまり最小50名のホスト設定で、ミーティングを開催できます。
次に、管理機能です。管理機能とは、ユーザー管理、ダッシュボード、クラウド保存などを含みます。管理機能により、利用ユーザーの情報を管理したり、全体的な使用状況やライブデータの情報を確認したり、録画・録音データをクラウド上に保存したりできます。
ビジネスプランとエンタープライズプランには、管理用ダッシュボード(管理画面)機能を利用することができます。
管理用ダッシュボードがあれば、複数ライセンスでのミーティングがどのように開催されているのかをひと目で確認できます。業務に関係のないミーティングが設定されていないか、ミーティングで録画・録音機能が使用されていたか等、全体をマネジメントするのに有効です。
有料プランの中でも、プロプランではこの管理機能は使えないので、Zoomを組織で管理したいと考えている方は、ビジネスプランかエンタープライズプランを選ぶといいでしょう。
また、Zoomミーティングの画面やURLで会社のブランディングが可能になるのも、ビジネスプラン以上の機能です。会社のロゴをつけたミーティングルームを用意して招待できたり、ミーティング招待URLをカスタマイズできたりします。
こうした特別な機能によってZoom利用の幅を広げていくのであれば、ビジネスプラン・エンタープライズプランが調整しやすいです。
では、それぞれのプランごとに機能を見ていきましょう。
プロプランにアップデートすると、無料プランの機能に加えて、利用時間の制限がない状態でZoomの利用が可能になります。
プロプランは小規模チームに最適なプランです。契約ホスト数は5〜9名、同時接続人数は最大100名までです。1ホストにつき100名まで入れる会議室を持っているとイメージするとわかりやすいでしょう。
また、最大24時間までのミーティングが可能です。また、別途追加費用が必要ですが、オンラインでセミナーを開催できる「ウェビナー機能」の利用が可能になります。
プロプランを選ぶポイントの一つに「ユーザー管理」機能があります。これにより、アカウントオーナーや管理者が、ユーザーを管理できます。追加、削除、役割の割り当て、アドオン機能などがあります。
Zoomの販売代理店であるブイキューブでは、Zoomの最低価格に挑戦中※。プロプランは月額換算 円/ライセンスで提供中です。ぜひご検討ください。(Zoom社による直販を除く再販(リセラー)サイトにおいて公表されている価格との比較による)
ビジネスプランは、中小企業での導入におすすめです。10ホスト以上の契約が必要で、同時接続人数は最大300名まで。全社会議にも活用できる人数です。
プロプランと比較して、会社の認証情報を使用してZoomにログインできる「シングルサインオン」、会社のドメインのZoomのミーティングURLを生成できる「ブランディング」が利用可能になります。
中でも、アカウントの使用状況や開催中のミーティングの様子を把握できる「ダッシュボード」は、Zoom利用のマネジメントには有効です。帯域、遅延、ジッタ、パケロス数なども分かるため、トラブルシューティングに活用できます。
エンタープライズプランは、大企業での導入に最適です。最低50ホスト以上の契約、同時接続人数は500〜1,000名。大手企業の部署単位の会議にも利用可能です。
ビジネスプランと比較した際、ポイントになるのは、「クラウド無制限」「ウェビナー無料」というキーワードでしょう。
Zoomミーティングの録画・録音のデータをクラウドに保管するときに、プロプランやビジネスプランは1GBまでと制限がありましたが、エンタープライズプランでは制限がありません。無限に保存ができる状態になります。
また、追加料金が必要だったウェビナー機能も、エンタープライズプランではそのまま利用可能です。
まず直接契約と代理店契約では、利用できる機能に違いはありません。大きな違いは、金額や支払い方法、サポート体制の3つがあげられます。この章では、金額と支払い方法、サポート体制3つの軸でそれぞれの特徴を比較していきます。今回は、Zoomとの直接契約とZoomの総合代理店であるブイキューブ 社とを比較してみます。
まずはじめに、直接契約と代理店契約では月額の費用が違います。以下の表をご覧ください。
公式 |
||
2000円/月 |
||
2700円/月 |
||
2700円/月 |
※月額換算とは、原則年間契約であり、年間のトータル費用を月で割った費用のこと。
こちらは公式サイトでの直接契約と、Zoomの総合代理店であるブイキューブ社との代理店契約を行った時の、月のライセンス費用と月額換算費用の比較表です。
それぞれのプランで、直接契約するよりもブイキューブ社で代理店契約をしたほうが月額費用は安いことがわかります。
代理店契約で価格を抑えられる理由は、年間での契約を行うためです。
これから継続してZoomを使っていくことが決まっており、年間の価格を抑えたいという企業の方は、代理店契約で費用を抑える方が賢いといえます。
次に、「支払い方法」について見てみましょう。
直接契約の場合、基本的にはクレジットカード決済です。Zoomの有料プランの支払いは、Visa・Mastercard・Discover・American Expressのクレジットカード、もしくは、PayPalで決済可能です。
アメリカのアプリのため、日本の銀行口座から引き落としをすることはできませんが、PayPalを利用すれば、銀行口座からの引き落としも可能です。また、「日本円」「米ドル」を選択して料金を支払いできます。レートによっては、米ドルの方が安く決済できる場合もあります。
一方、代理店契約の場合、請求書払いが可能になります。企業規模が大きくなればなるほど、クレジットカードでの決済が難しい場合もあります。その際、請求書払いができるのは嬉しいポイントです。
次に、「サポート体制」について見てみましょう。
直接契約の場合、当たり前ですがZoomに直接問合せをすることになります。何か問題が起こって使えなくなった場合、Zoomに問合せをすると解決するまでにかなりの時間を要します。問題が起こる可能性は低いですが、万が一発生してしまうと問題の解決まで時間がかかってしまいます。
一方で代理店契約の場合、サポート体制が充実しています。不明点があれば代理店に聞くことで解決することができます。使い方の相談やプランの相談にも乗ってくれるところもあります。
例えば、Zoomの総合代理店を行っているブイキューブでは以下5つがサポートを行っています。
メールのサポートだけでなく困ったときにすぐに確認できる電話のサポート機能も備えています。万が一のトラブルにも24時間365日のサポート体制で、Zoomの疑問や不安にも素早く対応します。Zoom直販契約でもプロプラン以上、もしくは月額$200以上の契約であれば電話サポートが受けられますが、代理店でのサポートであれば日本企業に合わせた課題解決の提案を受けられるのがメリットだと言えるでしょう。
また、大手企業向けの法人プランでは、個社向けのサポートカスタマイズも行っているので、運用の設計やウェビナー配信など各社にあわせた運用のご提案・支援も可能です。
もちろん、直接契約であれば即時即決で契約ができるところがメリットです。少しでも迷うことがあったり、使い方や不明点を相談・質問できたり、請求書払いができたりすることをメリットに感じるのであれば、代理店契約を検討してみてください。
本記事ではZoomのプランの特徴について詳しくご説明しました。実際にZoomのプランを検討する際、自社での利用方法やミーティングへの参加人数などを洗い出し、検討してみることをおすすめします。
Zoomミーティングだけでなくウェビナー機能も利用したい場合、有料プランでないといけません。利用ユーザーの管理だけでなく、会社のブランディングにも繋げたい場合は「ビジネスプラン」、大人数でミーティングも多く、クラウドへの録画・録音の保存を無制限に行いたい場合は「エンタープライズプラン」がよいでしょう。
それぞれの特徴を押さえ、自社にぴったりなプランでZoomを活用してください。
Q.無料プランと有料プランの違いは何ですか?
A.有料プランではミーティングでの時間制限がなく、録画のクラウド保存も可能です。またメールや電話でのサポートを受けられたり、Googleカレンダーなどの外部ツールと連携が出来るようになります。詳しくは「Zoomのビジネス利用は有料プランがおすすめ!料金や特徴、選び方」で解説しております。
Q.法人で利用するなら、どのプランがおすすめですか?
A.小規模のチームでとにかく安く始めたいなら「プロプラン」、管理機能を使って全社のZoom利用状況も確認したいなら「ビジネスプラン」、個社向けのサポートカスタマイズも依頼したいなら「エンタープライズプラン」がおすすめです。詳しくは「「プロ」「ビジネス」「エンタープライズ」3つのZoomプランを徹底比較」で解説しております。