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Zoomのデータ通信量を検証!快適に利用するテクニックを解説 | Zoom活用ノウハウ

作成者: ブイキューブ|2021.12.06

テレワークや在宅勤務が浸透する中で、Zoomの利用回数・頻度が増えているのではないでしょうか。

WiFi環境が整っていない場合、スマートフォンからZoomに参加するとモバイルデータを消費することになります。一体どのくらいモバイルデータ通信量がかかるのか、気になる方もいるでしょう。

そこで、Zoomでオンラインミーティングを開催した場合、どのくらいの通信量が必要なのか、調べてみました。参考にしてみてください。

Zoomミーティングにかかる通信量

Zoomミーティングを行うにあたり、どのくらいの通信量が必要なのか、音声のみ、ビデオありで実際に計測してみました。

Zoomの1時間あたりのデータ使用量は?

Zoomミーティングで、音声のみの場合とビデオありの場合、それぞれを計測しました。通信環境や時間帯によって通信量は変化するので、目安としてご覧ください。

10分間、1対1でZoomミーティングを開催して計測した結果は以下のとおりです。

  • 音声のみのデータ通信量/10分間:9.6MB
  • ビデオありのデータ通信量/10分間:82.3MB

この10分間のデータ通信量をもとに、1時間のミーティングが開催された場合の通信量は、以下だと想定されます。

  • 音声のみのデータ通信量/60分間:約58MB
  • ビデオありのデータ通信量/60分間:約494MB

Zoomミーティングの通信量の計測方法

以下の手順で、スマホでデータ通信量を計測・確認できます。自身で確認したい際は試してみてください。

  1. 「設定」>「モバイル通信/モバイルデータ」を選択
  2. 「アプリのデータ使用量」からZoomを選択

端末によっては「統計情報をリセット」できるので、Zoomのモバイル通信量をゼロにして、実際にZoomミーティングを立ち上げて計測してみてもよいでしょう。

他サービスとの通信量の比較

Google Meet、Microsoft Teams、Skype、Cisco Webexでも通信量を計測してみました。Zoomでミーティングを開催するのと、どのくらい差があるのでしょうか。

通信環境や時間帯によって通信量は変化するので、目安としてご覧ください。

Google Meetの1時間あたりのデータ使用量は?

Google Meetで、音声のみの場合とビデオありの場合、それぞれを計測しました。10分間、1対1でGoogle Meetを接続して計測した結果は以下のとおりです。

  • 音声のみのデータ通信量/10分間:8.6MB
  • ビデオありのデータ通信量/10分間:162.0MB

この10分間のデータ通信量をもとに、1時間のミーティングが開催された場合の通信量は、以下だと想定されます。

  • 音声のみのデータ通信量/60分間:約52MB
  • ビデオありのデータ通信量/60分間:約972MB

Microsoft Teamsの1時間あたりのデータ使用量は?

Microsoft Teamsで、音声のみの場合とビデオありの場合、それぞれを計測しました。10分間、1対1でMicrosoft Teamsを接続して計測た結果は以下のとおりです。

  • 音声のみのデータ通信量/10分間:12.6MB
  • ビデオありのデータ通信量/10分間:132.4MB

この10分間のデータ通信量をもとに、1時間のミーティングが開催された場合の通信量は、以下だと想定されます。

  • 音声のみのデータ通信量/60分間:約76MB
  • ビデオありのデータ通信量/60分間:約795MB

Skypeの1時間あたりのデータ使用量は?

Skypeで、音声のみの場合とビデオありの場合、それぞれを計測しました。10分間、1対1でSkypeを接続して計測した結果は以下のとおりです。

  • 音声のみのデータ通信量/10分間:7.2MB
  • ビデオありのデータ通信量/10分間:146MB

この10分間のデータ通信量をもとに、1時間のミーティングが開催された場合の通信量は、以下だと想定されます。

  • 音声のみのデータ通信量/60分間:約43MB
  • ビデオありのデータ通信量/60分間:約876MB

Cisco Webexの1時間あたりのデータ使用量は?

Cisco Webexで、音声のみの場合とビデオありの場合、それぞれを計測しました。10分間、1対1でCisco Webexを接続して計測した結果は以下のとおりです。

  • 音声のみのデータ通信量/10分間:8.7MB
  • ビデオありのデータ通信量/10分間:91.4MB

この10分間のデータ通信量をもとに、1時間のミーティングが開催された場合の通信量は、以下だと想定されます。

  • 音声のみのデータ通信量/60分間:約52MB
  • ビデオありのデータ通信量/60分間:約548MB

Zoomの通信量と他サービスの通信量の比較表

これまでの計測結果をもとに、比較表にまとめると以下のようになります。

ツール 音声のみの通信量/1時間 ビデオありの通信量/1時間
Zoom 58MB 494MB
Google Meet 52MB 972MB
Microsoft Teams 76MB 795MB
Skype 43MB 876MB
Cisco Webex 52MB 548MB

音声のみの通信量で、最も通信量が少ないのはSkype、2番目がGoogle Meet、Cisco Webex、4番目がZoom、5番目がMicrosoft Teamsです。

ビデオありの通信量で、最も通信量が少ないのはZoom、2番目がCisco Webex、3番目がMicrosoft Teams、4番目がSkype、5番目がGoogle Meetです。

1時間以上使用したり、1対1でなく参加者が増えたりすると、さらに通信量が増えます。あくまで参考として見ておくのがよいでしょう。

Zoomの通信量を減らす方法

Zoomを利用するにあたり、少しでも通信量を減らしたい、という場合もあるでしょう。ここでは4つの方法をご紹介します。

ビデオを停止する

Zoom利用時に、ビデオを停止し音声のみにすれば、通信量を10分の1に減らすことができます。

Zoom画面下部にある「ビデオの停止」を押すだけです。

ホストと参加者の画面を切り替える

他の参加者のビデオを停止できない場合、全体に表示されている画面の面積を小さくすれば通信量を抑えられます。

スマートフォンの場合、自分のビデオを停止し、画面右上に表示されたサムネイル画像をタップすれば、他の参加者と自分の画面が切り替わります。

これによりデータ通信量を5分の1に減らすことができます。

ミーティングを最小化する

ミーティングを最小化すれば、画面が小さくなり、通信量を減らすことができます。

Zoom画面下部の「詳細」から「ミーティングを最小化」を押すだけです。

HDを無効化する

通常、720pでビデオ品質が有効になっています。この設定を「無効」にすることで、ビデオの品質を下げ、通信量を抑えることができます。

WebブラウザでZoomにサインインし、「アカウント管理」>「アカウント設定」にて、「ミーティング」タブの「グループHD」を無効に設定します。

まとめ|在宅勤務なら固定回線かWiFi環境がおすすめ

今回は実際にZoomと他サービスのデータ通信量を計測してみました。

Web会議ツールとしてZoomが広く使われるようになりましたが、他サービスと比較して通信量が一番かからないわけではありませんでした。

テレワークや在宅勤務でZoom利用が増えているのであれば、ご紹介した方法で通信量を減らす工夫をするか、固定回線やWiFi環境を整えることをおすすめします。

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