2名で行うライブ信アプリに「Agora」を採用
数万単位のスケール1秒未満の低遅延と低コストSDKを評価

株式会社Nagisa 様

複数による配信者のビデオ通話をストレスなくライブ配信できるスマホアプリ「101 LIVE!」は2018年1月にリリースされました。多くのライブ配信サービスが配信者と視聴者との間で5〜30秒程度のラグを発生させる中、同アプリを開発・提供している株式会社Nagisaでは、双方向のビデオ通話をライブ配信するための技術として20社ほど調査。その結果、遅延なくN対Nのコミュニケーションができるツールとして同社は「Agora」を選択しました。

株式会社Nagisa様 企業イメージ
Agora 導入事例集
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導入前の課題と導入効果

課題

  • HLSの動画配信は遅延が発生
  • 一般的なWebRTCは同時接続数に限界
  • 自社で開発するには時間がかかりすぎる

効果

  • 「Agora」は遅延が少ないため、複数の配信者のやりとりやTwitter連携のコメント投稿も、ほぼリアルタイムを実現
  • 一般的なWebRTCでは、多数の視聴者が接続するサービスに限界が生じるが、「Agora」は数万人規模で視聴可能
  • 従量課金のため、低価格での導入および利用が可能。サービス開始初期に視聴者が少なくても、現実的な価格帯に

選定のポイント

N対Nでも遅延しないリアルタイム性があるか?

複数の配信者のビデオ通話のやりとりが1秒未満の遅延でスムーズに行える。視聴者が放送中にリアルタイムでコメント投稿やアイテムを送ることも可能

サービスが成長した際に対応できるスケール感であるか?

視聴者数は数万人という大規模な同時配信が可能。サービスインの段階では同時配信者は2名であるが技術的には配信者を17名まで増やすことができる

Agoraをご活用いただいているサービス・アプリ

同時配信者を増やしたコンテンツ展開

2018年1月のサービススタート段階では、同時配信者は2名まで。ですが、「Agora」では現状でも最大17名の同時配信が可能とのことなので、将来的には1名のMCが複数の配信者をリードする「トーク番組」のような動画配信もできるようにしたいと思っています。

同時配信者を増やしたコンテンツ展開

アプリではなくブラウザ版も

「Agora」はWebRTCにも対応しているので、今後はアプリではなくブラウザでの「101 LIVE!」も視野に入れています。ブラウザ版はユーザにとってアプリをインストールする手間がなくなりますし、ビジネスとしての視点では、ストアに課金の手数料を支払うよりも、利益が上げやすいという判断もあります。

お客様の声

「101 LIVE!」の開発では、2名の配信者のやりとりをいかに遅延のストレスなく行うかが最大のポイントでした。1対Nの動画配信はタイムラグがあってもさほど気になりませんが、配信者が複数になると、そのやりとりにおいて1テンポ遅延するだけでも面白さは失われてしまいます。

通常は、配信者の映像をサーバーにアップし、サーバー上でマージして配信する方式ですが、どうしても処理が間に合わず遅延が発生してしまいます。そこで、複数の配信者のやりとりを複数の視聴者に配信する“N対N”を遅延なく行える技術はないかと調べてたどり着いたのがWebRTCでした。

とはいえ、WebRTCは視聴者の規模に制限がある場合が多く、一時はプラットフォームの自社開発も検討していたところ、出会ったのが「Agora」でした。
いざ開発段階を迎えた際に、実装に自信がない部分もあったのですが、ブイキューブのサポート宛のメールにコードを貼り付けて質問すると、的確な回答があるなど、安心して開発を進めることができました。

企業情報

株式会社Nagisa様 企業イメージ

株式会社Nagisa 様

所在地:東京都目黒区青葉台4-7-7 青葉台ヒルズ10F
URL:https://nagisa-inc.jp/
スマートフォンのメディア事業として、100個以上の幅広いサービスをリリースし、これまでに累計3000万ユーザーを獲得。『構想はいつも、実現を待っている。』という創業理念をもとに、おもしろく、革新的で、実用性の高いサービスの企画、開発を手がけている。2018年1月、2名の配信者が双方向でビデオ通話している様子を、視聴者にライブ配信する新アプリ「101 LIVE!」をリリース。

事業内容:メディア事業(スマートフォンアプリ)
設立:2010年

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