旅行に行きたい人が旅行先の現地の方に配信をリクエストして旅行先の最新状況を知る、といった使い方ができ、さらに配信者・視聴者が相互に位置情報と連動した配信を楽しむことができるのが、この「MERCATOR」です。
開発にSDK「Agora」を採用したのは、低遅延性が一番大きな理由でした。元々開発のベースにしようと考えていたクラウドサービスでは、WebRTCが使えず、遅延が避けられません。その点、SDK「Agora」はWebRTCを利用して超低遅延で安定した配信ができます。また、グローバルに利用されることを想定しているので、世界的に利用される著名なサービスで多くの実績がある点も重視しました。
さらに、ライブ配信に関連する様々な機能がパッケージされていて、拡張性も高かったことが選定の理由です。時間課金という料金体系も分かりやすいと感じました。誰がどこから、どういう風に利用したか、というデータ分析を行うこともできます。この点も、今後のサービス展開において役立つのではないかと大いに期待しています。