株式会社stand.fm 様

WebRTCで開発していたコラボ配信機能を、今回配信・通話SDK「Agora」での実装に切り替えた結果、低遅延かつ高音質で音声を配信できるようになりました。

切り替え前に発生していた課題は、音声が途切れるなどの「品質面」と切り分けができない「運用面」にありました。特に根本原因を掴めないことで、音声の不具合が端末の問題なのかネットワーク環境の問題なのか分からず、すぐに対処できないことは大きな問題でした。

SDK「Agora」サイト内に低遅延であると記載されていましたが、テスト実装でうまくいったとしても、実際には本番環境では試してみないと分からないと考えています。それでも導入を決めたのは、世界中にユーザーがいる音声配信アプリ「Clubhouse」が導入しており、低レイテンシーで安定していると感じたからです。

WebRTCからSDK「Agora」への移行は、比較的早く実装完了できました。ドキュメントが豊富にあり、不明点はブイキューブのサポートに問い合わせしてすぐに解決できました。導入後、コラボ配信の音声品質は向上し、リスナーからの問い合わせも減少しました。障害発生時には「Agora Analytics」で音声のデシベルなど数値を確認して、状況の切り分け・課題発見ができるため、スピーディーに対応できるようになりました。

安定した音声配信が可能になった今、これからも音声領域で新たなチャレンジをしていきたいと考えています。