録画や使用状況の分析が可能な優れた管理機能
「Zoomウェビナー」導入の背景について教えてください。
浦田氏 年に一度、大勢の投資家が集まる集会を、社外の会場を借りて開催していました。それが2020年にコロナ禍となり、人の集まる実開催ができなくなってしまったため、急遽オンラインでの開催を検討し、開催しました。当時は他社のシステムを使い、オフィス内の会議室を何部屋か使って、話者が交代しながら進行する形で進めました。
吉田氏 当時は社内の誰も配信に慣れていなかったため、手探り状態で混乱が生じました。参加する投資家さんにIDやパスワードを付与する際、過剰なセキュリティ設定をしたために工数と時間が掛かり過ぎてしまい、本番までに苦労しました。そこで、次回は皆が分かりやすく使いやすいシステムを使って、サポート体制がしっかりしたベンダーにお願いしたい、ということになりました。
「Zoomウェビナー」選定の決め手となったポイントは?
浦田氏 タイムラグなどが少ない通信の安定性や、操作性などを総合的に判断して、「Zoomウェビナー」での実施を前提に、ベンダーを選びました。ブイキューブはZoomに関して充実したサービスを提供していて、数多くの配信実績があり、非常に手厚いサポートを受けられる点に惹かれました。
吉田氏 当初は前年同様、社内の設備を使用することを想定していましたが、相談したところ、ブイキューブの新しいスタジオを借りられることを知りました。実際、下見に行くとテレビスタジオのように配信に特化した環境で、控室も備えているなど非常に機能的です。自社で設営する際の手間やコストがかからないうえに、なによりも通信の安定性やセキュリティを確実に確保できます。このスタジオが利用できることも、選定の大きな理由のひとつでした。
技術面に煩わされず本来の業務に集中できる
導入の効果はどうでしょうか?
浦田氏 リハーサル時から本番まで、想像以上に多くのスタッフにサポートしていただけて助かりました。登壇者がどうふるまえばよいか、カメラ映りがどうなるかなど、分かりやすく説明していただき、急な段取りの変更などにも柔軟に対応いただきました。おかげで、自分たちで配信まわりもすべて手掛けていた前年とは違い、資料の準備や説明内容の作成など、担当者が本来やるべき業務に注力することができました。
吉田氏 集会の最初と最後に投資案件の稼働状況を説明する動画を流したい、といった追加の希望にも、迅速に対応していただけました。また、例えばテロップについて「こういうテロップの方が良いのでは?」という提案をしてくださるなど、自分の業務に追われて気付けなかった点にも、細かく対応していただけて助かりました。もちろん、配信中は通信事故も発生せず、スムーズに終了することができました。
今後の展開について教えてください
浦田氏 今回は導入の背景にコロナ禍がありましたが、それと関係なく、「説明内容をしっかり伝える」という点で非常に良いツールに出会えたと感じています。集会には飛行機でいらっしゃる方もいるので、人によっては遠距離移動をしなくても参加ができるメリットもあるでしょう。コロナ終息後、どのような開催方法を取っていくかは未定ですが、「Zoomウェビナー」を使った開催は、今後も非常に有効な選択肢だと考えています。