事業継続のための具体策として導入
「Zoom ミーティング」を選んだポイントはなんでしたか?
西澤氏 上下水道施設は住民生活に欠かせないライフラインなので、パンデミック時にBCP(事業継続計画)の観点から、全国各地の拠点と連絡を取って業務を続けながら、従事者の集団感染を防ぐことはかねてからの課題でした。それがコロナ禍を迎え、早急に具体的な対策が必要となり「Zoomミーティング」の導入を決めました。ちょうど世間的に「Zoom」が話題になり始めた頃で、PCリテラシーを問わない直感的なインターフェースを備えている点に魅力を感じました。特に、URLを送るだけで1対1から1対多数の会議が簡単に開催できてしまう点には驚きました。
ブイキューブにお願いしたのは、Web会議システムのリーディングカンパニーとしての実績があり、信頼性を感じたからです。何かトラブルや不明点が生じても解決してもらえるだろうという安心感がありました。請求書払いができるなど、支払いの面でも柔軟な対応をしていただけました。
Web会議になったことで意見交換が活性化
導入の効果はどうでしょうか?
西澤氏 「Zoomミーティング」なら大勢で参加できるし、時間制限もありません。人が集まらないことで感染対策になるのはもちろん、移動の交通費や宿泊費、移動に費やす時間なども削減できます。結果、担当者が積極的に部下を参加させるようにもなりました。会議室に各地から限られた人が集まって対面で会議を行っていた頃のような、緊張して意見が言いづらい雰囲気とはうって変わって、自由闊達な意見交換ができている印象を受けています。
どんなシーンで活用されていますか?
西澤氏 全国の拠点や現場との打ち合わせに加えて、技術者など社員の研修にも活用しています。様々な場所にいる社員が一斉に受けられるため効率が良く、技術者不足を補うツールとして期待しています。
今後は会議や研修以外に、例えば実際の現場から、スマートフォンなどを使って故障した機械の映像を共有しながら「この機械のこの部分が壊れているので、直し方が分かる人はいますか」と呼びかけると、「Zoomミーティング」の映像を見た専門技術者や経験者が回答するといった、現場作業のアドバイスやサポートなどの用途として効果的に活用できればと期待しています。