県外企業の誘致フォーラムをオンライン化
360度カメラのバーチャルツアーで誘致施設を紹介
和歌山県では地域の雇用促進などを目的に、県外企業の誘致政策を推進してきた。特に、2018年からは都内の会場で誘致イベントを開催。和歌山県内にサテライトオフィスを置くメリットやその魅力を継続的に発信してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年はオンライン配信に変更。専用スタジオの用意からライブ配信までワンストップで実現する「V-CUBE セミナー」のサポートサービスでイベント開催を実現した。オンラインイベントでは360度カメラでサテライトオフィスをくまなく紹介。効果的な集客にもつなげている。
和歌山県の企業誘致施策における課題
感染症の拡大でリアル開催が困難に
会場内に100人近い人を集めて行うイベントの実施は、感染症予防の観点から見通しが立てられなかった。
安定した配信のノウハウが不足
撮影に最適な会場はどこか、必要な機材は何かなど、オンラインイベントを安定して配信できるノウハウがなかった。
魅力発信につながるコンテンツが少ない
誘致先の詳細や魅力をオンラインで効果的に伝えることができるコンテンツを模索していた。
「V-CUBE セミナー」でこう解決!
実地会場を設けず県外企業に広くアプローチ
オンラインでのイベント配信とすることで、密な場所に多くの参加者を集めることなく、誘致活動が可能になる。
都内での実地開催時には、東京周辺の企業への訴求がメインだったが、オンライン化で訴求ターゲットは全国に拡大した。
スタジオでの収録からフォローまで専門スタッフが完全サポート
出張撮影はもちろん、スタジオ収録の場合は自社スタジオも用意。事前準備から当日の撮影のサポートはもちろん、配信後のフォローまで専門スタッフが行うので、安定した配信を手軽に実現。
オンラインイベント開催にかかる準備時間がほとんど不要に。配信作業に関しては当日までおまかせの状態で、誘致イベントを開催できる。
誘致先のサテライトオフィスをバーチャルツアーで紹介
360度カメラでサテライトオフィスの各所を事前に撮影。参加者がオフィス内をくまなく見ることができる。
注目を集めるバーチャルツアーをイベントのコンテンツとして紹介。誘致イベントの効果的な集客にもつながる。
「V-CUBE セミナー」選定のポイントは?
安定して配信することが可能か?
同時に多数のアクセスがあってもサービスが途切れたりせず、安定したオンライン配信ができること。
- H.264エンコードによる高画質対応のため、クリアな画像でのWebセミナーを実施
準備や撮影に必要なサポートが受けられるか?
収録・配信に関するサポートやフォローを受けられること。
- 専門スタッフが各種配信業務の事前準備から当日の撮影、事後フォローまで完全サポート
魅力発信につながるコンテンツの提案があるか?
訴求したいサテライトオフィスの魅力を伝えられるコンテンツづくりが可能なこと。
- 360度カメラを使ったバーチャルツアー映像をセミナー申し込みページに設置
お客様の声
コロナ禍で誘致イベントのオンライン化を決断
和歌山県では、県内への企業誘致を目的にした募集イベントを例年東京で開催してきました。2018年は2回開催で各100人以上、2019年は約150人の参加があったのですが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン開催にすることとしました。
必要に迫られてオンライン化を決めた形ではありますが、Webでのイベントにすることで全国各地の企業に訴求することができるようになりました。東京で開催していたときには、当然誘致イベントの主なターゲットは都内に拠点を置く企業だけでしたが、訴求ターゲットを拡大できる点もオンライン化の狙いではありました。
県の事業ですので、オンライン配信委託者の選定にあたっては、複数の企業が参加したプロポーザル審議会を経て選ばせていただきました。
選定における重点項目の一つが、「安定性」です。イベントの内容的にも、配信が途中で途切れるといったトラブルは避けたいと考えていましたが、「V-CUBE セミナー」は導入事例などからこれまでさまざまな場所やシーンで安定して配信を行ってきた実績があり、その点が審議会でも評価されました。
専門スタッフの全面サポートで安心して臨める
私どもにはオンライン配信に関するノウハウがありません。セミナーをオンライン化する必要に迫られてはいるものの、どのような形で配信すればよいのか、どのような機材が必要なのかといった点で専門のサポートが必須だと考えていました。「V-CUBE セミナー」では、配信スタジオの用意から実際の収録まで専門スタッフの方に配信に関するすべての段取りをお任せできるので、大変ありがたく感じました。
和歌山県では、2020年11月に南紀白浜空港近くにITビジネスオフィス「ANCHOR(アンカー)」をオープンさせました。サテライトオフィスは良好な立地環境と、地方創生の観点、人材確保の面で企業にもメリットがあります。今回、アンカーの施設を紹介するために、360度カメラを使った館内をすみずみまで360度見渡せるバーチャルツアーコンテンツも併せて用意してもらいました。オンラインイベントとの相性も良いと思いますので、こうしたツールを活用しながら、和歌山の魅力を発信していきたいと思っています。
和歌山県商工観光労働部 企業政策局 企業立地課
新産業立地班主任 山中 崇央 氏
和歌山県庁様における「V-CUBE セミナー」の活用法
羽田・南紀白浜空港間が飛行機で1時間と、首都圏からのアクセスの良さや優れたロケーションに加え、働きやすいビジネス環境など、地域のポテンシャルを活かしてICT企業の誘致を進めている和歌山県。2020年11月には南紀白浜空港にほど近い場所に新ITビジネスオフィス「ANCHOR」をオープン。オープン時には既に東京に本社を持つIT企業2社の入居が決定している。オープン後も、オンラインフォーラムを通じて積極的なPRを進めていく。
サテライトオフィスへの企業誘致のためのフォーラムをオンライン開催
フォーラムはブイキューブのセミナー配信用のスタジオからライブ配信。「V-CUBE セミナー」はアクセスするためのデバイスを問わず、ブラウザから参加可能なので、誰でもセミナーに気軽に参加できる。
対象となるのは…
- 地方でのサテライトオフィス設置を検討している企業
- 地方でのビジネス展開を検討している企業
- ワーケーションの実施を検討している企業、ワーカー
360度カメラで誘致施設をバーチャルツアー
全方向撮影可能なカメラで誘致施設を事前に撮影。撮影された画像をもとに施設全体のマップが構成され、ユーザーは施設内をくまなく見て回ることができる。オンラインセミナーにバーチャルツアーを併催することで、入居を検討している参加者に対してより印象的に訴求でき、効果的な集客にもつながる。