大規模な講演と参加者の交流を同時に実現 エンジニア向けカンファレンスをフルオンライン化
ITエンジニア向けの国内最大規模カンファレンス「Developers Summit」。主催する株式会社翔泳社では、新型コロナウイルス感染拡大に伴って同イベントを2021 年2 月開催ではフルオンライン化した。その結果、2020年の実地開催では4656名だった事前登録者数が6556名へと増加。特に地方参加者は人数的には3 倍増となったが、そこで課題となっていたのは、映像配信の安定性と、参加者同士のコミュニケーションを目的とした双方向性の実現だった。同社では、セッションの配信に「V-CUBEセミナー」を採用。安定性を大幅に向上させつつ、大規模な配信にも対応させた。また、併せて導入した「EventIn」を活用し、講演後の質疑、ブース出展、懇親会を 開催しつつ、スピーカー、協賛企業、参加者らのコミュニケーションの場を実現し、スピーカー、参加者の満足度を向上させるとともに、出展者にとっては提供リード数増加という価値をもたらした。
従来のオンラインイベントにおける課題
参加者の増加に耐えられる配信品質を担保できなかった
セッション配信中に、撮影機材や通信設備の不具合などによる映像トラブルが生じることもあった。
スピーカー、協賛企業、参加者らのコミュニケーションが取りにくかった
1対nのセッション配信がメインとなり、従来のリアル会場で活発に行われていたスピーカーと参加者や、参加者同士のコミュニケーションが減少していた。
企業ブースの効果的な運用が難しく、これまでトライができなかった
会社紹介や資料ページへのリンクを貼るだけのオンラインブースでは、リアル会場のように参加者に回遊を促すことが難しく、これまでのオンラインイベントでは企業ブースへのトライができなかった。
「EventIn」「V-CUBEセミナー」でこう解決!
大規模な講演でもクリアで高品質な音声・映像に
独自のシステムと多くの導入実績から得たノウハウをもとに、回線や端末を問わず音声や映像を高品質化。
安定した配信はもちろん、配信に関連する業務は事前準備から当日の撮影、撮影した動画のコンテンツ化まで専門スタッフが徹底フォローするため、負担なくオンライン配信できる。
スピーカー質疑、ブース出展、懇親会を1つのプラットフォーム上で開催
スピーカーへの質問、協賛企業のブース出展、参加者の懇親会を、シームレスに 開催することが可能。ブースからブースへの移動も1クリックで簡単。
画面上に表示される部屋の一覧から興味のある企業ブースを選択し、詳しく話を聞くことができる。参加者同士はもちろん、スピーカーとコミュニケーションを取れる場も設置できる。
会場内の回遊もリアル会場さながらに簡単に実現
参加者にもわかりやすく、運営もしやすい導線を確保し、会場内の自由な回遊やコミュニケーションを促進。
オンラインイベントの会場全体の動きや各部屋の中の様子を把握しやすく、参加者にも回遊を促せる。スピーカー、参加者、スポンサー企業のコミュニケーションを効率的に運営できる。
「EventIn」「V-CUBEセミナー」選定のポイントは?
参加者数が増加しても高品質な映像配信が可能か?
同時に接続する視聴者が増えても、途切れたり映像・音が遅延したりすることなく高品質な映像を配信できること。
最新の映像・音声技術の採用でテレビ会議システムにも劣らないHD対応の高画質・高音質を実現
専門スタッフが各種配信業務の事前準備から当日の撮影、事後フォローまで完全サポート。セミナーに最適な専用スタジオも用意が可能
参加者同士がコミュニケーションを取れる双方向性があるか?
1対nの配信だけでなく、スピーカー、協賛企業、参加者などが双方向に交流できること。
n対nの双方向の通話が可能
誰がどこにいるかも見られるため、交流を促進できる
お客様の声
スピーカーと参加者や、エンジニア同士のコミュニケーションを実現
Developers Summitはソフトウェア開発者を中心とした、国内最大規模のITエンジニア向けカンファレンスです。
同イベントでは、特に私達が「Ask the Speaker (アスク・ザ・スピーカー)」と呼んでいる登壇者と参加者との質疑の機会などの、ITエンジニア同士のコミュニケーションの場、議論の場を作ることも大切にしてきました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年度からはオンライン化せざるを得ない状況となり、ウェビナー形式をメインに、テキストチャットやTwitterを活用しつつ開催していましたが、コミュニケーションの面でやはり十分とは言えませんでした。
ご提案を頂いて導入した「EventIn」は、参加者がオンライン上で企業ブースを回遊しやすく、参加者同士の雑談スペースや、技術コミュニティによるブースなども設定することができます。それによって講演者に質問する場や、オンライン懇親会の場なども設けることができ、コミュニケーションの質が大幅に向上しました。
セッション配信は「V-CUBEセミナー」、その他の交流に「EventIn」を活用した2021年2月開催のカンファレンスでは、講演者の方、参加者の方からのポジティブなフィードバックが多く寄せられました。「V-CUBEセミナー」「EventIn」のおかげで、オンラインイベントに関して新しいチャレンジができたことを嬉しく思います。
株式会社翔泳社 CodeZine 編集長 Developers Summit オーガナイザー 近藤 佑子 氏
オンライン開催により参加者が1.5倍以上となり、提供リード数も増加
2020年のリアル会場での開催時には計2日間でユニークユーザーで3000名ほどの来場がありましたが 、オンラインに切り替えたことで、従来は足を運べなかった地方からの参加も増え、全体の参加者はユニークユーザーで約4700名ほどと 1.5倍以上増加しました。
従来のリアル会場では満席で会場に入れない人もいたのですが、オンライン化で参加者の上限を増やせたことも参加者増加の要因かと思っています。また、講演のキャパシティを増やせたことで、提供リード数も増加するため、出展者への価値提供も高いものになったのではないかと考えています。
また、毎回満足度などを聞き取るアンケート調査を行っているのですが、その回答率も大幅に向上し、ゲストスピーカーらへのフィードバックもさまざまな角度から集めることができました。参加者の幅が広がったことで、イベント自体の裾野も広がったのではと嬉しく思っています。
株式会社翔泳社 メディアプロデュース部 広告課 係長 Developers Summit オーガナイザー 鈴木 大介 氏
会場内での回遊を促しつつ運営は効率化
Developers Summitのオンライン化に伴って、さまざまなオンライン会議ツールを検討し、実際に試用してみましたが、まず導入を決めたのは「V-CUBEセミナー」でした。
非常に多くの人数で同時接続が可能なこと、また、常に安定した動画・音声の送受信ができることが導入を決めた最大のポイントだったと思います。特に配信中のトラブルは劇的に減少しました。
また、スピーカーへの質疑を行う場において、従来のオンライン会議ツールで小部屋を作る形式では、 運営側が各部屋の中の様子を把握しづらく、全体の動きをつかみにくい点が課題になっていました。
その点、「EventIn」はどのテーブルに誰がいるのかひと目でわかるので、オンラインイベントの会場全体の様子を瞬時に把握できます。参加者にも回遊を促せますし、参加者やスポンサー企業の動きも把握しやすく、事務局側の運用効率化にもつながったように感じます。サポート体制も整っているので、初めて使う段階から安心して利用することができました。
株式会社翔泳社 メディアプロデュース部 イベント課 Developers Summit 運営事務局 伊藤 美保 氏
株式会社翔泳社 様における「EventIn」「V-CUBEセミナー」の活用法
さまざまなメディアでのコンテンツ制作をはじめ、イベント開催などの実績も豊富な株式会社翔泳社。2003年から主催している国内有数のITエンジニア向けカンファレンス「Developers Summit」を2021年2月開催の際にフルオンライン化した。
カンファレンスの主役である、講演者によるセッションは「V-CUBEセミナー」による高品質な映像・音声で配信するとともに、「EventIn」を併用し、従来のオンラインイベントでは実現しにくかった参加者同士のコミュニケーションの場も設置している。開催にあたっては、専門スタッフがフルサポート。初めての利用でもトラブルなくスムーズに配信できた。
大規模な講演と参加者の交流を同時に実現
フルオンライン形式となった「Developers Summit」。ゲストスピーカーの講演は「V-CUBEセミナー」で大規模に開催し、その後のスピーカー質疑、ブース出展、懇親会は「EventIn」で。参加者はさまざまなブースを回遊しやすく、コミュニケーションの質も飛躍的に高まっている。アンケートでは、スピーカーからは「参加者の声が聞けて良かった」という声が寄せられ、参加者からも「直接質問できたのが良かった」との評価も多かった。
機材セッティングから配信までフルサポートで
カンファレンスのオンライン化で必要になる複数企業の配信ブースは、充実のサポート体制を活用して機材セッティングから配信までおまかせ。