専門学校に通う学生たちにとって、会社説明会やその後の面接に足を運ぶことは就職活動の重要なステップなのですが、コロナ禍以降はオンラインでの説明会・面接を希望する企業が増えました。当校の学生たちも、実習室や自宅などを使って企業とのオンライン面接を行っていましたが、部屋の空きがないときには授業を早退して帰宅する必要があるなど、なかなか場所を確保することが難しく、また時間のロスも発生する状況がありました。
特に実習室は一人で使うには広すぎる空間で、また別の学生がいるとその雑音が気になりますし、プライバシーが確保できない面もありました。そうした課題に学校としても対応すべく、校舎内でプライバシーが確保できる快適なオンライン環境を整える必要があると考えていました。
そうした中で導入したテレキューブは、大掛かりな工事が不要で、消防法に準拠しているので安心して設置できました。設置後も比較的高い稼働率で推移しており、学生たちも企業などとの面接に積極的に利用してくれており、授業の合間にオンライン面接を受けることもできるようになりました。
また、設置に合わせてテレキューブ利用予約システムを稼働させました。これにより、利用可能時間帯の検索や予約が可能となり、利便性と稼働率の向上につながっています。さらには、導入した筐体にはIoTセンサーを付けており、送られてくる毎月の稼働率レポートでテレキューブ2台の利用傾向を把握するとともに、利用の少ない曜日や時間帯も把握できるので、今後さらに学生たちが活用しやすい環境を構築していこうと考えています。