倉庫をリノベーションしたオフィスだからこそ必要とされる「クローズドな環境」
ITを駆使して物流業界の課題解決に取り組んでいる大塚倉庫は、2018年5月にオフィスをリノベーションした。「TECH-BASE」と名付けられたこのオフィスでは、ITやオープン化されたスペースによって人や組織間の時間的・距離的な壁を解消すると同時に、クローズドな空間も確保するためにテレキューブを導入。ブイキューブのテレワークのノウハウを取り入れながら、働き方改革も進めている。
オープンなオフィス環境の課題
機密性が保たれたスペースが不足
新オフィスは従業員同士がコミュニケーションを取りやすいことを重視し、壁で塞いだ空間を作らないように設計されたので、面談などセンシティブな会話ができる場所が確保しにくい。
個人間の対話に適した場所が少ない
独自のテレビ会議システムで拠点間を常時接続しているが、同システムのカメラはオフィス全体を映しているため、個人間のコミュニケーションには適していない。
オープン化により会議室の確保が困難に
各支店やお客様との遠隔会議など、機密性の高い情報をやり取りするコミュニケーションが増えたため、会議室が常に埋まっている。
テレキューブでこう解決!
2人用テレキューブで1on1ミーティングが容易に
コミュニケーションを重視したオフィスコンセプトを損なわずに、2人が向き合って入れるセキュアなスペースを設置。
防音性の高い2人用テレキューブなら、オープン化されたオフィスの中でもプライバシーを保ったまま面談などを行うことが可能。お客様や従業員同士の打ち合わせ、セミナーなどに活用している開放的なスペースと、テレキューブによるプライベートな空間を両立している。
周囲を気にせずWeb会議ができる「顔が見える空間」を創出
優れた防音性を備えるテレキューブ内なら、普段利用しているWeb会議サービスを使って、気軽に遠隔会議が可能。
オープンスペースで作業中のノートPCを1人用テレキューブに持ち込むだけで、「対面での遠隔コミュニケーション」が実現。また、集中して作業を行うエリアとしてもテレキューブを活用している。
会議室利用時と同様の遠隔コミュニケーションが可能
日に日に増加する遠隔コミュニケーションも、会議室を取ることなく行うことができる。
お客様とのWeb会議を始めとした遠隔コミュニケーションは毎月増加しているが、テレキューブ内なら限られた数の会議室を使わずにセキュアなコミュニケーションが可能。
テレキューブ選定のポイントは?
1on1ミーティングを行うスペースを設置できるか?
セキュアな空間で密なやり取りができるコミュニケーションスペースであること。
- 高い防音性を備え、プライベート性の高い面談や会議も周囲を気にせず行うことが可能
オープンなオフィス環境とクローズドな空間を両立できるか?
従業員同士がコミュニケーションを取りやすい環境を保ったまま、個室スペースを生み出せること。
- 設置するだけで機密性の高い空間を創出
- 省スペースでオフィスレイアウトへの影響が小さい
テレワークの促進に役立てることができるか?
大塚倉庫が取り組む働き方改革に寄与できる製品であること。
- 手軽に遠隔コミュニケーションを行えるスペースとして活用
- ブイキューブからテレワークのノウハウを吸収
お客様の声
ブイキューブのサポートでテレワークの仕組みづくりを促進
大塚倉庫株式会社 経営企画室 室長 石井 孝司 氏
我々はドライバー不足や職場環境の改善といった物流業界の問題を、ITを駆使して改善しようとしています。その戦略を表現し、業界内外へアピールするために「TECH-BASE」と名付けたオフィスを作り上げました。大塚グループは誰もやっていないことを行うことにこだわりを持っており、テレキューブも1人用、2人用ともに1号機を先行導入しています。
独自システムによって全国26拠点が常時接続されていますが、コミュニケーションは組織間だけではありません。1対1のコミュニケーションをしっかり取るために、テレキューブを活用しています。集中して業務ができるスペースにもなっていて、従業員の利用頻度は高いですね。
大塚倉庫では働き方改革にも着手していますが、ブイキューブはテレワークを始め先進的な取り組みを行っており、仕組みづくりの面でもフォローしていただいています。現在は「テレビズ(TELE-BIZ)」という概念を掲げて、場所やツールを使い分けながら、遠隔会議やテレランチなどのコミュニケーションを促進しています。
従業員の大半がテレキューブを使用
大塚倉庫株式会社 総務人事部 下林 千恵美 氏
大塚倉庫の「TECH-BASE」には約100人の従業員がいますが、受注センターを除いた約7割の従業員が、1度はテレキューブを使っています。
最近はお客様や支店との遠隔会議がかなり増えていて、なかなか会議室を取ることができません。社外の方との機密性の高いやり取りや、画面を共有しながらの遠隔会議はテレキューブの中のほうがやりやすいので、よく使っています。
大塚倉庫様の新オフィス「TECH-BASE」
トラックを1台も持たずに共同物流の仕組みを販売するなど常に先進的な取り組みを進める大塚倉庫は、主に紙を用いて管理していた倉庫業にITを導入して効率化し、業績向上や社内外の働き方改革につなげている。このITと物流をかけ合わせた「コネクティッド物流」の総本山となっているのが、同社の新たなオフィス「TECH-BASE」である。
さまざまな知識が交流する場に
「TECH-BASE」は、「テクノロジーですべてを変える」というコンセプトのもと、倉庫をリノベーションして作られたオフィスだ。
従業員が「ここで働きたい」と思える場所であると同時に、物とデータの流れをITで捉え、物流業界の問題を解決する同社の戦略を対外的にアピールする“ショールーム”の意味合いもある。業界内外の人が訪れ、その知恵や知識、情報が交流する空間となっている。
全国26拠点と常時接続
「TECH-BASE」の象徴的な存在のひとつが、オフィス内に設けられた大型モニターとステージである。モニターには常時接続された全国26拠点の模様が映し出されており、日常的なコミュニケーションや緊急時の対応に活用されている。
またステージでは、外部の講師を招いたセミナーを実施。リノベーション後、半年足らずで既に複数回のセミナーが行われており、社内外あわせて延べ約200人の参加者が集まった。
遠隔地の工場見学もオフィスから
「TECH-BASE」の来訪者には、対外向けのバーチャル工場見学も開催。実際に倉庫で行われている、タブレットを活用したピッキング作業を遠隔で見ることができる。
現場では他にも作業の進捗状況をITで“見える化”し、人的リソースの効果的な配分も行える仕組みが整っている。IT導入前と比べて働き方が変わり、残業時間も激減したという。
テレキューブがリノベーション時の“駆け込み寺”に
リノベーションの際には工事と通常業務が並行し、騒音対策が喫緊の課題に。
業務のためにサテライトオフィスへ移れず、オフィスに留まった従業員たちが騒音から逃れる場所として、テレキューブが活用されていた。