2022年05月16日

Agora.io RENDERモード (映像表示モード) について

Agora.io の VideoSDK for Native では、RENDERモードという機能により、画面上の映像表示設定をすることができます。

本記事では、Androidを利用して、本機能の利用方法および各モードの映像表示を説明します。

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RENDERモードの利用方法

RENDERモードは、以下のAPIコール時に引数で指定します。

setupLocalVideo と setupRemoteVideo は、ビデオ通話開始時にそれぞれ自拠点、他拠点の映像表示を初期化するためのAPIです。
setLocalRenderMode と setRemoteRenderMode は、初期化後に映像表示を変更するためのAPIです。

自拠点映像初期化の実装例
// Java
    private void setupLocalVideo() {
    
        // Enable the video module.
        mRtcEngine.enableVideo();
    
        // Create a SurfaceView object.
        private FrameLayout mLocalContainer;
        private SurfaceView mLocalView;
    
        mLocalView = RtcEngine.CreateRendererView(getBaseContext());
        mLocalView.setZOrderMediaOverlay(true);
        mLocalContainer.addView(mLocalView);
        // Set the local video view.
        VideoCanvas localVideoCanvas = new VideoCanvas(mLocalView, VideoCanvas.RENDER_MODE_HIDDEN, 0);
        mRtcEngine.setupLocalVideo(localVideoCanvas);
    }
    

各RENDERモードについて

RENDERモードは、2020年6月現在3種類あります。
各モードについて説明します。
※2拠点入室時のほうが各モードの差異がわかりやすいので、1拠点入室時と2拠点入室時両方の画面キャプチャを載せています。

HIDDEN

余白なく、映像を表示します。
カメラ映像と画面のアスペクト比が一致しない場合、カメラ映像の一部をトリミングして、表示します。

FIT

カメラで取得したアスペクト比のまま、映像を画面上に表示します。
カメラ映像と画面のアスペクト比が一致しない場合、画面上に余白 (黒い部分) ができます。

FILL

余白なく、映像を表示します。
カメラ映像と画面のアスペクト比が一致しない場合、映像を拡大もしくは収縮させて、画面全体に映像が表示されるようにします。

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執筆者ブイキューブ

Agoraの日本総代理店として、配信/通話SDKの提供だけでなく、導入支援から行い幅広いコミュニケーションサービスに携わっている。

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