2022年11月02日

Agora Video SDK v4.0.x リリース内容

Agora Video SDKはメジャーバージョンのアップデートとなるv4.0.0が2022年9月15日にリリースされました。この記事ではv4.0.xで追加された新機能について紹介します。特にメタバース領域での活用に期待が持てるリリース内容となっています。

(リリースノートはこちら)

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はじめに

Agoraは、過去10年間、開発者がリアルタイムエンゲージメントアプリケーションのユーザーエクスペリエンスの可能性を拡大する支援をしてきました。リアルタイムエンゲージメントが進化するにつれて、開発者がリアルタイムの音声とビデオの可能性を探求するのを支援することから、その使用を拡大し、現在はリアルタイム エクスペリエンスの差別化を目指しています。

開発者は革新的なアプリケーションを構築するための柔軟性をさらに必要としていますが、組織は、この変化するオンライン エンゲージメント環境で競争力を維持するために、将来性のあるソリューションを必要としています。

開発者や企業のニーズに応えて、音声とビデオの SDK を再設計し、独自の没入型リアルタイム エクスペリエンスをより多くの制御と少ない労力で構築できるようにしました。

新しい SDK は、開発者に新たな可能性の世界を開きます。次世代 SDK の主な利点は次のとおりです。

利点

柔軟性:オープンなモジュラーアーキテクチャで無限にカスタマイズ

差別化と革新を可能にするために、Agoraの哲学は、真にユニークなエクスペリエンスを作成するために必要なすべての強力なビルディングブロックを開発者に提供することです。これを実現するために、Agoraの新しいVoiceおよびVideoSDK は、よりオープンでモジュール化されたアーキテクチャを採用しており、音声およびビデオパイプラインのより詳細な制御により、高度な機能のカスタマイズと追加が容易になります。

 

開発者は、コードベースの他の部分に影響を与えることなく、個々のリアルタイムオーディオおよびビデオコンポーネントを変更できます。これにより、ユニークで複雑なインタラクティブなユースケースをより効率的に構築できます。たとえば、複数のオーディオ トラックとビデオ トラックを簡単に作成して、複数のチャネルに同時に参加したり、1 つのチャネルで複数のカメラ ストリームと画面共有を同時に公開したりできるようになりました。

シンプル:Extensions Marketplaceを使用して、新しい機能をすばやく簡単に追加

AgoraのExtensions Marketplaceにアクセスできるため、クラス最高のファーストパーティおよびサードパーティのオーディオおよびビデオ拡張機能を迅速に統合できます。拡張機能は、3D 空間オーディオからビデオフェイスフィルターまで、新しい機能をリアルタイム エクスペリエンスにすばやく追加する機能を提供します。

 

拡張機能ギャラリーを参照して、クリックするだけでアクティブ化でき、わずか数行のコードで統合できる強力な機能のエコシステムを発見してください。すべての拡張機能の支払いと管理は、1 つの統一されたインターフェイスで利用できます。ユーザーによりユニークなエクスペリエンスを提供するために追加できる拡張機能の数に制限はありません。

強力:より臨場感のあるオーディオとビデオのエクスペリエンスを提供

没入型のリアルタイムオーディオとビデオの需要が高まるにつれて、開発者は、ユーザーのエクスペリエンスの品質を確保するための強力なネットワークとプラットフォームを必要としています。Agora は、ソフトウェア定義のリアルタイムネットワーク (SD-RTN) を最適化して、劣悪なネットワーク条件や低電力デバイスに対応できるようにすることで、これらの没入型体験を可能にします。

 

最新のSDKリリースを使用すると、デバイスリソースの消費を抑えながら、より高精細なリアルタイムオーディオおよびビデオエクスペリエンスをユーザーに提供できます。機能強化には、4k ビデオのサポート、および3D空間オーディオとAIノイズ抑制による高音質のサポートが含まれます。


Agora は、技術からドキュメンテーションに至るまで、すべてを開発者にとって使いやすいものにすることに専念しています。新しい SDKをより迅速に使用できるようにするために、ドキュメントエクスペリエンスも再設計しました。新しいタスクベースのアーキテクチャ、実行可能なコード、段階的なテスト手順により、Agoraでのビルドがこれまで以上に簡単になります。

さくことができます。

Migration guide

現在は多くの方がv3.x.xをご利用かと思います。Migration guideが公式ドキュメントに公開されていますので是非ご活用ください。

新機能の紹介

1.複数のメディアトラック配信

1台の端末から複数の映像や音源を同時に配信する事が可能です。

(サンプルコードはこちら

2. Ultra HD 解像度 (ベータ版)

映像のキャプチャ、エンコード、デコード、レンダリングのプロセス全体を最適化し、4K 解像度をサポートするようになりました。デバイスが 4K をサポートしていない場合、SDK は適切な解像度とフレーム レートへ自動でフォールバックします。

(この機能には、デバイスのパフォーマンスとネットワーク帯域幅に関する特定の要件があります。)

3. Agoraメディアプレーヤー

デバイスやオンライン上のメディアファイルを再生し、リモートユーザーと共有できます。

(サンプルコードはこちら

4. 最新のAIノイズリダクション

v3.x.xの基本的なノイズリダクションと比較して性能が向上しています。

5. 超高音質

音声データをよりクリアに、かつ、再現性を高める設定が追加されました。setVoiceBeautifierPresetでULTRA_HIGH_QUALITY_VOICEをセットする事で超高音質を体験できます。

6. 空間オーディオ

リモートユーザーやメディアプレイヤーとの空間座標を計算し、空間オーディオ効果を体験できます。

(サンプルコードはこちら

7.リアルタイムコーラス

ネットワークの状態が良好な場合、低遅延でのリアルタイムコーラスが体験できます。歌唱時にリアルタイムでお互いの声を聞く事ができます。

8. Agora エクステンション マーケットプレイス

Agoraエクステンションマーケットプレイスからのエクステンションのワンストップソリューションをサポートしています。

9. チャネル管理の強化

チャネル管理について複数の機能が追加されました。

10. 画面共有

画面共有について最適化を実施しました。

11.サブスクリプションの許可リストと禁止リスト

リモートのストリームに対して、サブクリプションの許可と禁止のリストを定義できるようになりました。

12.音声シナリオの設定

チャネル参加時にも音声シナリオを変更できるようになりました。

13. 画像の配信

映像の代わりに、画像を動画として配信できるようになりました。

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藤本 諭志

執筆者藤本 諭志

株式会社ブイキューブ 技術本部 Agora担当。 2007年ブイキューブ入社。 自社開発サービスであるV-CUBE セミナーの開発に携わる。現在はAgoraのプロダクト担当SEをしている。 スキル:Docker/AWS/Linux/DB/Ruby/PHP/JavaScript

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