2025年12月04日
Agora Conversational AI Engine v2.0 機能紹介(会話型AIエンジンv2.0)
2025 年 11 月 15 日、Agora Conversational AI Engine v2.0 がリリースされました。 今回のメジャーアップデートでは、特定の話し声に焦点を合わせる「Selective Attention Locking (SAL)」や、スムーズな対話終了を実現する機能、会話の割り込み制御に関する新たなモードに加え、ASR・LLM・TTS の対応プロバイダーが大幅に拡充されています。 ※ 本記事は、Agora 公式ドキュメントを含む以下情報を基に、編集・構成しました。 https://docs.agora.io/en/conversational-ai/overview/release-notes#v20 https://docs.agora.io/en/conversational-ai/rest-api/agent/join
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2025年12月01日
安定した通信で事業拡大を加速!オンライン診療サービス「march」がAgoraを選んだ理由
記事中のイメージはmarchサイトより引用しています。 株式会社Wrusty(ラスティ)が提供する「march(マーチ)」は、オンライン診療からクリニックの業務支援、患者とのコミュニケーションまでをLINEで完結できるオールインワンのサービスで、多くの医療現場で活用されています。 marchのオンライン診療の通話機能に実装されていた既存SDKのWebRTCプラットフォームでは、通信品質や機能の拡張性に課題を抱えていました。これらの課題を解決し、より高品質なサービスを提供するために選ばれたのがAgoraです。 今回は、株式会社Wrusty(ラスティ)で開発を担当されている 近藤 弘和 氏に、Agora導入の背景や導入後の変化、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。
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2025年09月23日
AIが変えるファンエンゲージメントの未来と新たな収益モデル〜セレブのアバターからIPキャラクターまで広がる、心ときめく体験〜
※この投稿は、Agoraの日本総代理店であるブイキューブが、Agoraブログを翻訳した記事です。 個別最適化が当たり前になった今、ファンダムは「見るだけ」から「参加する」へ変わりました。 推しとの関係はリアルタイムで更新され、やり取りが継続します。 その結果、ファン体験は日常のタッチポイントとして定着しています。 リアルタイムエンゲージメント(RTE)の世界的リーダーであるAgoraは、最新の会話型AIでファン向けプラットフォームの進化を牽引します。 会話型AIは、ファン向けプラットフォームに新しい時代をもたらします。 AIが生む親密な体験と、実際に触れられるインタラクティブなアクセサリーの融合が、 アーティストやインフルエンサー、ブランドとコミュニティのつながり方を根本から変えていきます。
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2025年09月19日
レイテンシー(レイテンシ)とは? 原因・測定と遅延の短縮方法
レイテンシーは、しばしばインターネットの「速度」として語られる帯域幅と混同されがちです。多くのインターネットサービスプロバイダーは「○○Mbpsで速い」「競合より30%速い」と帯域幅を強調しますが、体感の速さや操作の反応の速さは帯域幅だけでは決まりません。 正しくは、帯域幅=一度に流せる量(道路の幅)、レイテンシ=最初のデータが届くまでの時間(目的地までの時間)という別の指標です。道路がどれだけ広くても、目的地までの時間が長ければ到着は遅いのと同じで、レイテンシは実効的な速さ(ページの表示開始やクリック後の応答)を支える一方で、しばしば上限を決めるボトルネックになります。 本記事では、レイテンシーの意味、帯域幅との違い、主な原因、かんたんな測定方法、そして改善のコツをわかりやすく解説します。
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2025年09月06日
WebRTCの仕組みを図解で解説|動作の流れ・必要サーバー・基本用語
※この記事はAgora社の「How does WebRTC work?」を翻訳したものになります。 WebRTCの定義から、WebRTCとWebSocketsの比較やその仕組みを解説します。 <WebRTCの仕組み概要> 端末が getUserMedia() でカメラ/マイクを取得し、RTCPeerConnection を作成。 シグナリング経由で SDP と ICE候補を交換し、STUN/TURNで到達経路を確立。 DTLSで鍵交換→SRTPで暗号化してメディア送受信(P2P or SFU中継)。
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2025年09月04日
WebRTC商用サービス比まとめ|Agora / Twilio / SkyWay / Sora / Vonage / Amazon Chime / LiveKit(2025年最新版)
(2025/5/30更新) オンライン会議やビデオ通話は、今やビジネスや個人のコミュニケーションに欠かせないツールとなりました。遠隔地にいる相手とも、まるでその場にいるかのようにリアルタイムで繋がれるこれらの体験は、私たちの働き方や暮らしを大きく変えています。 このようなリアルタイムコミュニケーションをWebブラウザ上で実現する中核技術がWebRTCです。特別なソフトウェアのインストールを必要とせず、Webサイトにアクセスするだけで利用できる手軽さが大きな特徴です。長年にわたり開発と仕様策定が進められてきましたが、2021年にはW3CとIETFによって正式に標準化されました。これにより、技術的な安定性やブラウザ間の互換性がさらに向上し、開発者はより安心してWebRTCを様々なサービスへ組み込めるようになりました。 現在、WebRTCはオンライン会議システム、ビデオ/音声通話サービス、ライブ配信プラットフォーム、オンライン教育、遠隔医療、さらにはライブコマース、オンラインゲーム、メタバース空間での交流といった多種多様なサービスで活用され、その重要性はますます高まっています。 この記事では上記のようなWebRTCを使って実現できることだけでなく、代表的なWebRTC用プラットフォームの商用サービスとそのメリットを含めてご紹介します。今後も様々なサービスで活用が進むWebRTCを知って、ぜひ自社のサービス開発にお役立てください。
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2025年06月24日
会話型AIティーチングアシスタントでEdテックを変革する
教育テクノロジー(Edテック)はこの5年間で大きく進歩し、イノベーションとアクセスの両立が進みました。バーチャル教室、オンライン講座、デジタルツールの普及により学習機会は大幅に拡大しましたが、採用拡大とともにオンライン学習にはいくつかのギャップも明らかになっています。主な課題は、学習者のエンゲージメントやコース修了率の低さ、パーソナライズの不足、そして講師が個々の学生ニーズに十分対応できないという現実的な制約です。 会話型AIは、こうした課題を解決しオンライン教育の体験を向上させる切り札となります。高度な大規模言語モデル(LLM)を活用することで、仮想ティーチングアシスタント(TA)を通じてリアルでインタラクティブな学習環境を提供できます。
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2025年06月22日
信仰技術のための会話型AI:エンゲージメントとリーチの強化
テクノロジーの進化にともない、信仰コミュニティでは会話型AIの活用が進んでいます。つながりを深め、礼拝体験を向上させ、地域との関係を強める手段として注目されています。最近のデータもその傾向を示しています。2023年には教会の約37%がAI技術を時折利用していましたが、2024年にはその割合が急増し、教会スタッフの66%以上が日常的にAIツールを取り入れるようになりました。 会話型AIは、聖書をもとにした励ましの言葉やガイド付きの祈り、あらゆるスピリチュアルな伝統に根ざした前向きなメッセージを通じて、信仰に基づく対話を豊かにする可能性を秘めています。 以下では、会話型音声AIが信仰テック(Faith-Tech)の分野でどのように活用されているか、その革新的な事例をいくつか紹介します。
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