金融業界向けWeb会議活用例2:研修やセミナーにWeb会議を活かす
2015.11.06
Web会議を情報発信の手段として活用する「オンラインセミナー」
Web会議は、“参加者が双方向の遠隔コミュニケーションを行うために使う”というイメージがありますが、情報発信者が不特定多数の参加者にプレゼンテーションを行う「オンラインセミナー」のプラットフォームとして活用することができます。
オンラインセミナー用のユーザーインターフェイスでは、プレゼンテーションを行う講師の顔を参加者に見せながら、講師は資料や動画を見せて説明をしたり、必要に応じて参加者とチャットをしたり、参加者の発言を許可して質疑応答を行ったり、参加者からリアルタイムにアンケートを回収したりすることが可能。
講師による一方的なプレゼンテーションを配信するだけでなく、講師の裁量に応じて参加者と様々な形でコミュニケーションを取りながらセミナーの内容を充実させることで、参加者に内容の深い理解を促すことができるのがポイントです。
なお、オンラインセミナーには人数の制限もなく、実施した内容は録画して参加できなかった人にオンデマンドで配信することもできます。また、参加者のパソコンには特別な設定をしたりソフトを導入する必要はなく、デジタルリテラシーに関係なくどのような環境でも参加することが可能。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでもアプリをインストールするだけで視聴できます。
時間と場所を問わない情報発信を実現し、商品理解を徹底させる
このようなWeb会議のオンラインセミナー機能を活用すると、本社は支店や販売代理店向けの研修会や商品説明会などを簡単に主催することが可能になり、販売現場の支援を効率よく行うことができるようになります。
一般的に、このような商品説明会や研修会は全国各地の支店やセミナー施設を利用して行われるため、主催する本社にとっては準備に時間と労力、そしてコストが掛かってしまい、参加する人にとっては会場まで行く労力やスケジュール調整の手間などが発生します。
しかし、Web会議のオンラインセミナー機能を活用すれば、本社は低コストで簡単にセミナーを開催して情報を発信することが可能になり、また参加者も場所を問わずどこでもセミナーの受講が可能になるのです。
もちろん、このような仕組みは企業内だけで活用するのではなく、顧客や見込み客に対する金融セミナーや説明会の開催など、対外的に活用することも可能です。関心のある人にいつでもどこでも説明会を受講できる環境を提供することで商品に対する理解を深めてもらうとともに、オンラインセミナーの機能を活用して参加者と双方向のコミュニケーションをとることが可能に。
企業にとっては新規顧客を獲得したりロイヤルカスタマーを育成する機会を拡大させることができるのです。