Web会議サービスに見るスマートフォン、タブレット対応の現状
2015.10.06
近年、ビジネスの現場にスマートフォン(スマホ)やタブレットが普及しています。ビジネス上の様々な業務に対応していますが、Web会議に参加するためのデバイスとしても活用が進んでいます。今回は、スマートフォン、タブレット端末のビジネス現場への導入状況と、新たなWeb会議サービスの対応状況などを見てみましょう。
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ビジネスの現場に普及しているスマートデバイス
中小企業白書によると、スマートフォン、タブレット端末の導入状況を表す次のようなデータがあります。スマートフォンを利用している企業は、大企業で34.1%、中規模企業で27.0%、小規模企業で28.2%。タブレットは大企業で30.9%、中規模企業で21.4%、小規模企業で16.9%。いずれも大企業が牽引している状況ですが、利用検討企業、関心がある層も含めると特に大企業では大きな割合を占めていることがわかります。
スマートデバイスが企業に導入された当初は、「タブレットを導入したものの、使い道がわからない」「スマホでは電話とメール程度」というような状況も多かったようですが、グループウェア、各種コミュニケーションツール、業務アプリケーションなど様々なビジネスツールがスマートデバイスに対応していきました。こうして、スマートデバイスはさらに活用の幅が広がり続けました。
そして今、スマートデバイスを活かす手段の1つがコミュニケーション。ワークスタイル変革と言う言葉に象徴されるように、場所や時間を問わない働き方を取り入れる企業が増えています。そのような状況において、Web会議サービスは、どこにいてもコミュニケーションができる手段として有効です。しかし、スマートデバイスで、どこまでWeb会議サービスの“力”が発揮できるものでしょうか。詳細を見てみましょう。
最新Web会議サービスのスマートデバイス対応状況を見てみよう
ここでは、「モバイルでも快適に使える」ことが大きな特長である「V-CUBE ミーティング」を写真とともに紹介します。iOS/Androidそれぞれ専用アプリで登場しているので、新しいスマートフォンやタブレットであれば、ほとんど利用できるでしょう。
ここでは、iOS版(iPhone)のアプリの起動画面を見てみましょう。まず、アプリを起動すると、①ID/パスワード画面が表示されるので、それぞれ入力します。これは、PC、タブレットなどとも共通するものです。次に②会議室を選択します。③会議室を選択したら[会議を開始]ボタンをタップすればすぐに④Web会議がスタートできます。簡単な操作ですぐにWeb会議が実施できることがわかります。
次のその画面構成を見てみましょう。下左が通常の会議用の画面です。複数の参加者による対話に対応し、参加者の“顔が見える”会議を手元で実施することができます。縦、横、いずれの画面でも対応しているので、その時に必要な向きで表示することができます。また、スマートフォンの画面でもPC画面を共有して資料を閲覧できることがわかります。スマートフォンでも資料が共有できることは、会議を円滑に進める上でも重要なポイントでしょう。
次にタブレットでの利用イメージを見てみましょう。スマートフォンとほとんど変わりません。ただし、画面サイズが大きい分、資料を閲覧したり、細部まで見たいものがある場合などに有効でしょう。
スマートフォン、タブレットともに右上の緑色のボタンを操作することで、カメラ・マイク・スピーカーのON/OFFが可能です。また、テキストチャットにも対応しているので、カフェや移動中の電車の中から音声を聞きながらテキストで会議参加することもできるでしょう。
また、最新のWeb会議サービスならではの機能として、別アプリを起動しても会議を継続できるという点が挙げられます。
これまではWeb会議アプリの起動中に別のアプリを立ち上げると、会議が一旦中断されることになり、再度入室操作を行う必要がありました。「V-CUBE ミーティング」では、Web会議アプリの起動中に他のアプリを利用しても、会議の接続は継続されたままです。例えば、移動中に会議の音声だけ聞くという参加方法も可能になります。
このように、モバイル端末で高機能のWeb会議サービスを活用することで、オフィス内外のコミュニケーションはますます活発になることでしょう。社内でスマートフォン、タブレットを活用しているならばぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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