インタビュー
株式会社N・フィールド 総務部 次長 市川伸二氏に、V-CUBE ミーティング導入の背景、経緯、そして活用状況と今後について詳しくお伺いしました。
理念共有のためには、全社員が一堂に会する会議が重要
V-CUBE ミーティング導入前は、どのようなかたちで会議を実施されていたのでしょうか。
当社は、地域のメディカル・ライフサポーターとして皆様の暮らしに貢献するために、全社員が理念を共有することが大切と考えています。そのために、全社員が一堂に会する全体会議や研修を重要なものと考えてきました。
設立当初は拠点数、従業員数ともに少なかったので、実際に部屋に集まる会議が可能でした。本社を置く大阪に地方から集まってもらったり、逆に大阪から別拠点に出向いたりして会議を開催していたのです。
その後、全国への拠点展開に伴い、会議手段を再検討しました。拠点が増えても全社での会議を行えるよう、2010年8月頃にテレビ会議システムを導入、全体会議はテレビ会議システムを使い、全拠点を結んで開催しました。また、個別の打ち合せについても、テレビ会議にできるものは移行し、導入当初は実際に集まっての会議が減少し、効率よく利用することができたのです。
ただ、当社が積極的に拠点展開を図っていく中で、テレビ会議システムの料金体系が当社の実情と合わなくなってきたのです。
ランニングコストが一定で、拠点を増やしても追加で初期費用がかからないブイキューブのクラウドサービスを導入
「ランニングコストが一定になるメリットは大きいですね」と市川氏
どのような課題が持ち上ったのでしょうか。
以前に導入していたテレビ会議システムでは、1対1で会議を行う場合は月額利用料に含まれるのですが、全体会議のように1対 "多拠点" で行う際には、1拠点あたりいくらという追加課金が発生するため、1対多拠点で行う会議は全体会議のみとし、それ以外の会議は1対1で行うよう運用のルール決めをしていました。その便利なシステムを活用し、役員会や部長会議などをテレビ会議システムで行った結果、毎月20万円程度の追加課金が発生するようになり、コスト削減との兼ね合いから、テレビ会議システムそのものが使いにくくなってしまったのです。 さらに、新規に拠点を増やす度に発生する導入初期費用も1拠点20万円程度が必要であり、積極的な拠点展開を進めている当社にとっては、出店コストの上昇につながる課題となってきたのです。
一方で、会議の開催予約は、私たち総務部が取りまとめを一括して行っており、全社のテレビ会議の予定を把握・管理・調整する業務を新たに行わなければなりませんでした。業務上、それぞれの会議は予定時間に終了しない場合もあり、その際は、会議時間の延長をシステムで申請しなければならないのですが、会議が終了するまで総務部は、会議に張り付いて状況を把握しなければなりません。会議によっては、会議中に気軽に延長か否かを尋ねられない種類の会議もあり、気遣いから本来不必要な延長申請を行い、結果として無駄を増やす要因になっていました。 そこで見直しが必要と判断し、システムへのリプレイスを検討しました。
V-CUBE ミーティングを導入されたきっかけをお教えください。
そんな折りに取引先から紹介されたのがV-CUBE ミーティングでした。他のWeb会議やテレビ会議システムとも比較し、自社内で検討を重ねた結果、V-CUBE ミーティングとV-CUBE セミナーの導入を決めました。
導入の理由は、下記の通りです。
- ランニングコストが一定になり、何時間使用しても月額料金が変わらないこと
- 拠点を増やす毎に、追加で初期費用がかからないこと
- 24時間対応のサポート体制、以前使用していたテレビ会議システムが採っていたサポート体制と同等以上の体制があること
ブイキューブのクラウドサービスを活用した会議は、月間60~70回開催
訪問看護に出かけるスタッフ
現在、V-CUBE ミーティングをどのようにお使いですか。
規模を問わず、定期的な会議、突発的な打ち合せを含め、現在、Web会議室は順調に稼働しています。
会議の種類としては、エリア会議、部長・ブロック長会議、監査ミーティング、臨時取締役会議、経営会議、各種研修、入社オリエンテーション、面接と多岐にわたります。
また、より多数の拠点接続に適したV−CUBE セミナーは、社長訓示と月1回の全体会議等に使用しています。こちらは文字通り全社員が参加して開催しています。
会議コスト月額20万円の削減を達成
V-CUBE ミーティングを導入された効果を教えてください。
- ランニングコストに変動がなく、月額20万円のコスト削減
テレビ会議システムのように追加課金がないので、そのまま月額20万円のコストダウンにつながりました。また、出店に際してWeb会議に必要な初期導入コストは0円になりました。
- 意思疎通できる機会が増えた
時間や場所を気にせず、Web 会議室が空いていればいつでも会議ができるので、社員の意思疎通が向上し、それに伴い業務も円滑に進められています。
- 総務部の会議室管理・調整の手間が緩和された
前システムでは、総務部が会議室の管理とシステム上の予約をすべて行っていました。現在はV-CUBE ミーティングのユーザー画面から、社員なら誰でも予約することができますので、総務部の会議管理の手間が緩和されました。
外部とのコミュニケーションにも活用していきたい
今後のV-CUBE ミーティングの活用予定をお教えください。
現在、社内利用が大半ですが、今後は取引先など社外とのコミュニケーションにも活用していきたいと考えています。
V-CUBE ミーティングとV-CUBE セミナーを導入してから、効率的な会議を行い、情報の共有が以前にも増しています。拠点数は今後もさらに増加する予定であり、利用頻度も高まっていくと予想されます。現在は1つのWeb 会議室を契約していますが、同時に複数利用することを想定して増設することも検討しています。
※取材日時 2014年3月
※記載の担当部署は、取材時の組織名です。