株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー 様

• 渋谷と沖縄の劇場をつないだ双方向型の舞台挨拶
• ｢社外で信頼のおけるサービスを使って、専門家に頼みたい｣

吉本興業が製作した映画6作品を順次全国公開する『Laugh&Peaceムービーフェスタ』http://www.yoshimoto.co.jp/lpmf/)のスタートに合わせ、6作品の1つである『二ライの丘 ～A Song of Gondola～』(大城直也監督、神谷健太主演)の舞台挨拶を、同作品の舞台となった沖縄県北谷町の桜坂劇場と、渋谷のヨシモト∞(無限大)ホールを中継でつなぎ、双方向型で行う企画が持ちあがった。

東京-沖縄間の距離は約1,600キロ。中継方法や移動するスタッフ数を考えると、かかるコストは大きい。

株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー　システムソリューションセンターの チーフプロデューサー山本信之氏は「これまでも動画配信は何度か行ってきたが、今回はコスト面やスタッフの数に制約があった。社内でやるよりも、社外で信頼のおけるサービスを使って、専門家に頼むのがいいだろうと判断し、双方向で配信ができるサービスを探した」と話す。

そこで候補に上ったのが、V-CUBE ミーティング。V-CUBE ミーティングはWEB会議サービスだが、東京と沖縄間をテレビ中継のように結ぶシステムとして使用する珍しい試みが行われた。

• 沖縄側の監督らと、渋谷側の芸人さんらがスムーズかつ活発に掛け合い
• 劇場内の笑いや拍手、そして観客席の熱気までもが伝わる

2010年7月24日の舞台挨拶当日。ヨシモト∞ホールのスクリーンには、桜坂劇場の大城監督と主演の神谷さん、父親役の津波信一さんの姿が、桜坂劇場のスクリーンには、ヨシモト∞ホールのお笑いタレント石田靖さんと、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの姿が大きく映し出された。

大城監督は作品の見どころや、沖縄への想いを両劇場の観客に説明。『二ライの丘』に出演した石田さんと河本さんも、撮影時の裏話などで観客を盛り上げた。

ステージは終始、東京と沖縄間の掛け合いの形で進んだが、約1,600キロの距離を全く感じさせず、スムーズで活発な会話のキャッチボールとともに、劇場内の笑いや拍手、そして観客席の熱気までもが、もう一つのステージにすべて伝えられた。

山本氏は「東京と沖縄との距離を感じることなく、やりとりがとても楽しくでき、両劇場ともにかなり盛り上がった」と振り返る。