動画で作業マニュアルなどの情報を共有
「Qumu」で編集から共有までを一元管理
先端研究分野の専門装置・精密機器を開発・製造・販売している東京理化器械。同社では写真とテキストだけでは説明が難しい、工場内の作業や品質基準の情報共有に課題を抱えていた。そこで同社では、動画プラットフォーム「Qumu」を導入。機器の作業方法や管理基準などを数分ごとの動画に分けて詳しく解説することで、作業者の理解度向上のほか、海外拠点などと共有し、全体の業務効率化を実現した。
従来の社内情報共有における課題
紙やPDFでは説明が伝わりにくい
精密機器に関する作業手順やマニュアルは、紙ベースでは伝わりにくかった。
動画編集に関するノウハウが蓄積されていなかった
動画を編集し社内で共有するノウハウがなかった。従来は、使用している動画編集ツールや利用範囲も部門や担当者により異なっていた。
動画サイトには情報漏洩リスクも
一般的な動画プラットフォームの流用はセキュリティ上の不安がある。
「Qumu」でこう解決!
工場内の作業マニュアルを動画化
紙では伝わりにくかった精密機器の作業マニュアルや品質管理の基準を誰でも分かりやすく説明可能に。
緻密な作業や微妙な基準の違いなどを見分ける必要があるシーンでは、動画で解説することで作業者の理解度が向上。
編集から共有まで完結できるプラットフォーム
「Qumu」のプラットフォーム上で動画の編集も可能。誰でも使いやすいUIで、編集から共有、視聴まですべて完結できる。
動画編集や動画プラットフォームの扱いに慣れていない人でも、簡単に視聴できる。
多要素認証で常にセキュアな視聴環境を構築
部門ごとのアクセス制限や社内の認証サーバと連携した2段階認証も可能なので、動画の視聴環境を常にセキュアに保てる。
精密機器に関するコンフィデンシャルな情報も、動画ごとに複数のセキュリティの組み合わせを設定可能なので情報の漏洩対策も万全。
「Qumu」選定のポイントは?
動画の編集機能を備えているか?
直感的に扱うことができ、動画編集もスムーズに行える機能を備えていること。
- 字幕の挿入やトリミング、動画のカット・並べ替えなどもQumuだけで可能
- 操作性に優れたビデオポータルで、効率よく目的のビデオを探せる
配信に関してセキュアな環境を確保できるか?
コンフィデンシャルな動画についてもセキュリティを確保できること。
- 部門・グループ単位での視聴制限、ID/パスワード認証が可能
- パスワード入力、IPアドレス制限など複数のセキュリティの組み合わせを動画単位で設定できる
- クラウドベースなので、国内-海外の事業所間での活用が簡単
サーバーの維持管理を低コストで実現できるか?
自社でサーバーを立てる必要がないこと。
- サーバーの維持管理が不要のため、長期的にコストを削減可能
- 料金体制が明確
お客様の声
社内動画プラットフォームを低コストに実現
精密機器を扱う弊社では、工場における細かな作業手順や品質確認基準などを誰でも分かるように説明することに課題を抱えていました。従来は写真と文書だけで説明していたのですが、簡単な作業でもテキストベースでは解説が長くなりすぎてしまい、非効率だと感じていました。
すでに12、3年前から工場内における作業を動画で記録し、分析する試みを行っていたのですが、こうした映像による記録を動画マニュアルへと発展させ、全社的に活用すべく、5年ほど前から動画のさらなる活用方法を検討してきました。
単に動画を撮って保存しておくというのであればファイルサーバーで十分かもしれません。ただそれでは「共有した」とはいい難く、弊社としては動画の編集機能も備えたサービスで、なおかつサーバーの維持管理を低コストで実現できるプラットフォームが必要だと感じていました。また、導入後に工場だけでなく、営業や開発部門、修理を担当するテクニカルサービス部門といった部門・部署との連携を考えたとき、弊社内に構築された社内ネットワークともセキュアに連携できるという点も導入要件に挙げていました。
さまざまな動画プラットフォームサービスを機能やコストの面から比較してみましたが、弊社が求めていた要件を満たすものとしては「Qumu」が最適だと判断し、導入を決断しました。
東京理化器械株式会社
取締役 兼 情報システム部 部長 牧 彰男 氏
将来的には1000コンテンツ以上に
「Qumu」の導入以前は、業務に関連するマニュアルを動画で作成しても、広く共有する手段がありませんでした。ファイルサーバーにアップロードして中国・上海の拠点に送ることもありましたが、アップロード・ダウンロードともに時間がかかり、また、途中で転送に失敗したりするなど、非効率な部分も多くありました。
導入後、すぐに「Qumu」でいくつか動画を作成し、上海拠点とも共有してみましたが、非常にスムーズに動画のやりとりができ、わかりやすいUIで使いやすさを感じました。セキュリティに関しても、動画ごとにアクセス権限を割り振れるため、情報漏洩の不安を感じることなく運用できています。
簡単な編集作業も「Qumu」の中で行うことができるため、現在は工場における作業や工程マニュアルを細かく分けて約60のコンテンツをアップロードしています。中国の拠点からも「わかりやすい」という声があり、将来的には1000コンテンツほどを用意できるように取り組んでいます。
現場には専用の端末を用意してあり、今後はマニュアルにQRコードを添付するなどして、より積極的に「Qumu」を活用していこうと考えています。
東京理化器械株式会社
宮城工場 生産設計課 課長 菊地 正則 氏
社内教育分野でも活用を検討
手順や品質管理の基準などを動画にすることで、さまざまな作業の理解が容易になったと感じます。ただ、単に紙を動画で代替していくのではなく、紙やPDFベースで共有すべき情報と動画をうまく組み合わせて活用していくことが大切だと考えています。
その点「Qumu」はパワーポイントなどで作成した資料と動画をリンクさせられるなど、柔軟に運用できるため、今後は工場内のマニュアルだけでなく、新入・転属社員に対する社内教育の部分でも活用していけるのではないかと思います。
東京理化器械株式会社
情報システム部 次長 中島 利之 氏
東京理化器械 様における「Qumu」の活用法
科学研究機器の開発・生産・販売している東京理化器械。同社では製造工場内の作業や品質管理基準を動画で解説する情報共有プラットフォームとして「Qumu」を導入している。現在約60ほどのコンテンツを用意しており、機器の作業方法や管理基準などを数分ごとの動画にわけて詳しく解説。作業者の理解度向上のほか、上海拠点などと共有して全体の業務効率化につなげている。今後は工場内の専用端末でQRコードを読み取って視聴する作業フローや、社員教育分野での活用を検討している。
将来的に1000コンテンツで作業内容を網羅
緻密な作業や、製品ごとの微妙な誤差などを見分ける必要がある東京理化器械の工場内では、作業内容などを動画で解説。作業者の理解度向上のほか、上海拠点などと共有して全体の業務効率化につなげている。
将来的には1000ほどのコンテンツを用意し、専用端末でQRコードを読み取って視聴する作業フローの構築を進めているほか、社員教育分野での活用を検討中だ。