インタビュー
人気ラーメン店「博多 一風堂」など幅広く飲食ビジネスを手がける「力の源カンパニー」に、V-CUBEミーティングを導入した経緯と効果について詳しく聞きました。
役員会議から採用面接、海外拠点との連絡など、
さまざまな業務にV-CUBEミーティングを活用
力の源カンパニーでは、V-CUBEミーティングをどのように活用していますか。
当社では、役員会議から個別の打ち合わせまで、さまざまな遠隔地間のWeb会議にV-CUBEミーティングを利用しています。ひんぱんに利用する福岡本社、東京事務所、長野の渡辺製麺(力の源カンパニーの子会社)では、タッチパネル操作で使える専用機型Web会議システム「V-CUBE ターミナル」を導入しています。
V-CUBEミーティングの主な用途は、次のとおりです。
用途 |
概要 |
役員会議 |
月に1回、定例で開催。参加者は5~6名。福岡-東京の事務所間で利用。 集合型の役員会議も定期的に実施。 |
各種会議、打ち合わせ |
福岡、東京、長野の事務所間で利用。 |
採用面接 |
都度実施。本社担当者との面談の際に、福岡と各地事務所間、 または現地担当者PC間で利用。 |
海外拠点との連絡 |
都度実施。海外の事務所-福岡/東京でのさまざまな打ち合わせに活用。 |
店主会合 |
不定期。店主同士のコミュニケーションに活用。 各地店舗-福岡/東京の事務所間で利用。 |
店舗数や従業員数が増えるにつれて、
社員と顔を合わせてコミュニケーションを図ることが難しくなってきた
V-CUBEを導入した経緯を教えてください。
当社は常に新しい価値を創造する集団としてありつづけるために、人を中心にした経営を基本に考えています。そのため、社員同士のコミュニケーションを重視していますが、店舗数や従業員数が増えるにつれて、すべての社員と顔を合わせて話をする機会を設けることが難しくなってきていました。
しかも、役員会議や各種会議に時間や移動コストがかかり過ぎるため、銀座に現在の東京事務所を開設したのを契機にWeb会議システムを導入することにしました。
無料で利用できるサービスは通信が途切れてしまうため、
ビジネスユースに耐えうるサービスを導入検討
どのように導入するサービスを選定したのでしょうか。
V-CUBEミーティングを導入する前、無料で利用できる通話サービスを試してみたのですが、途中で通信が途切れてしまうなど使い物にならず、技術的なサポートを受けることもできないので導入を断念しました。
そのため、ビジネスユースに耐えうる信頼性の高いサービスを導入したいと考え、いくつかのテレビ会議システムやWeb会議システムを検討し、V-CUBEミーティングを採用することにしました。
選定ポイント1. インターネットが利用できるPCやiPadがあれば、どこからでも会議に参加できる
V-CUBEミーティングを選択したポイントを教えてください。
導入するサービスを選定する上で最も重視したのは「手軽に使える」ということです。「手軽に」というのにも2つの側面があり、システム面でも、利用者にとっても「手軽」ということを考えました。
ではまず、システム面の「手軽」から教えてください。
一般的にテレビ会議システムと呼ばれる専用の機器が必要なものだと、システムの設置や設定に手間がかかり、会議ができる場所も専用の機器をあらかじめ設置している場所に限られてしまいます。
その点V-CUBEミーティングの場合は、Webカメラとインターネットが利用できるPC、またはネットワークに接続できるiPadなどのタブレットがあれば、どこからでも会議に参加できます。しかも、ルーム制なので契約人数の変更による料金の変動もなく、社内、社外を問わず利用できる点も評価ポイントとなりました。
選定ポイント2. 特別な手順や操作方法を覚えなくても操作できることをトライアルで確信
システムに詳しい社員も限られているため、利用者のだれもが手軽に使えるということも重要な選定ポイントです。トライアルでV-CUBEミーティングを利用した際、簡単にルームへ入退出できることを実体験でき、特別な手順や操作方法を覚えなくても使いこなせると確信しました。
また、時差や表示する言語などを簡単に設定できるなど、細かい部分に関しても使い勝手が優れていると感じました。
選定ポイント3. 専業ベンダーが提供するサービスなので信頼性が高い
システムの信頼性という点も重視していましたが、V-CUBEミーティングはWeb会議システムの専業ベンダーが提供するサービスであり、導入実績も豊富なので、信頼性という点に関してはあまり心配はしませんでした。
トライアルの際も通信が途切れることもなく、役員にも体感してもらい導入の許可をもらいました。
コスト削減のほか、コミュニケーション向上による業務効率化、
さらには社員同士の信頼感や安心感がアップするという効果も
V-CUBEミーティング導入の効果をどのような点で感じていますか。
効果1. 役員会議や各種会議を実施するためのコストや時間を削減できた
V-CUBEミーティングがなければ、役員会議や各種会議を実施するため、都度、東京から福岡、もしくは福岡から東京に出張しなければなりません。それにかかるコストや時間を削減できました。
効果2. 会ったり、話したりすることが難しかった社員とコミュニケーションできる機会が増えた
リアルな会議だと実際には会ったり、会話したりすることが難しかった社員同士がコミュニケーションできる機会が増えたことも、大きな効果だと実感しています。
リアルな会議だとそれだけに1日仕事を中断させて、東京方面から福岡まで出張させるというのは難しかったのですが、V-CUBEミーティングを利用すれば、会議の時だけ東京事務所へ来てもらい、直接意見を聞くことも簡単にできます。さらにPCとインターネットが利用できる場所であれば、簡単に会議に参加してもらえます。
効果3. 相手の表情や様子が見えるので安心
海外で働く社員と連絡を取り合う際、メールや電話だけでは相手の状況が伝わってこない場合があります。表情を見れば、自然に相手の状況もすぐに理解できるという点を高く評価しています。
今後の拡張予定とV-CUBEへの期待
今後の拡張予定などあれば教えてください。
V-CUBEミーティングを使用する機会は日々増えてきており、ルームを追加していつでも自由に使えるようにしたいと考えています。細かいところでは、資料の張り込み機能など使いこなしていないところもあるので、もっと活用できるようにしたいと思っています。
また、タブレット端末を利用して新規店舗の内装施工の様子を細かくリアルタイムで映しながら、福岡や東京の事務所でチェックするというような使い方も、今後は模索していきたいと考えています。
V-CUBEへの期待などあればお聞かせください。
どこでも、手軽に、細い回線でも使えるよう、さらなる機能やサービスレベルの向上を期待しています。
※取材日時 2012年5月
※記載の担当部署は、取材時の組織名です。