インタビュー
ホテル、リゾート、ブライダル事業を手がける「藤田観光」では、国内外30拠点でV-CUBE ミーティングを利用しています。同社 経理・財務グループ 情報システム担当 二田 哲也氏に導入の狙いと効果について詳しく聞きました。
国内と中国、30拠点を同時接続した経営会議や拠点間のミーティングに V-CUBE ミーティングを活用
どのようにV-CUBE ミーティングを利用していますか。
国内外の30拠点すべてを同時接続して実施する経営会議をはじめ、取締役会議や拠点間の打ち合わせなどにV-CUBE ミーティングを利用しています。
また、あまり頻度は多くありませんが、社内研修や新規システム導入時の説明会などにも利用することがあります。
海外拠点は、どの地域にあるのですか。
中国の上海に営業拠点を設けています。今後もアジアへ営業拠点を拡大していく予定です。
利用頻度はどのくらいですか。
通常期で週に2~3回といったところです。予算策定の時期には1日1回以上利用します。
V-CUBE ミーティングはコストパフォーマンスが高く、手軽に導入できる
以前は、どのように経営会議などを実施していたのでしょうか。
必要なメンバーが本部に集まって経営会議を実施していました。そのため、地方拠点からの移動時間や交通費や宿泊費が大きな負担となっていました。
そのようなコスト負担を軽減ために導入をしたのでしょうか。
おっしゃる通りです。
導入検討時に確認したポイントなどはありましたか。
数年前、TV会議システムを検討したことがありました。そのときはコストがかかりすぎて導入を見送ったのですが、V-CUBE ミーティングは低コストで利用できることから、まずはお試しで導入致しました。
導入しても当社のコミュニケーションツールとしてユーザーへ活用してもらえないと意味がないので、ユーザーが気軽で簡単に利用出来る事を重視し、操作性等を中心に確認致しました。
ブランドイメージを守るため、セキュリティに関しては慎重に確認
セキュリティについては、どのような点を確認したのでしょうか。
V-CUBE ミーティングはクラウド型のサービスなので、資料を共有する際にデータが社外に出てしまうことになります。
会議で使用する経営資料はもちろんですが、たとえ会議では使用しなくても、当社ではお客様の個人情報を取り扱いますので、万が一、情報の漏えい事故などが発生するとお客様からの信頼を失ってしまいます。
また、クラウドサービスを利用するのが初めてでしたので、セキュリティに関しては慎重に確認をしました。まず、ISMSは取得されているのか、また具体的には、当社の情報を取り扱う環境がセキュアなのか等を中心に確認致しました。
導入実績も豊富で国内における市場シェアも高くセキュリティへ対する取り組みも評価出来ることから、問題はないと判断しました。
拠点間のコミュニケーションや情報の共有化が進み経営判断がスピードアップ
導入効果について教えてください。
コスト削減という点に関しては、これまで経営会議にかかっていた交通費や宿泊費を大幅に削減できました。
当社では、会議室でV-CUBE ミーティングを利用するための「会議室パック」をすべての拠点で導入したため初期投資コストは必要でしたが、サービスは低コストで利用できるので、導入前にかかっていた経費の2~3カ月分で回収できました。
また経営会議はもちろん、通常の拠点間のコミュニケーションや情報の共有化が進んだため経営判断がスピードアップすると同時に、システムの操作説明会などV-CUBE ミーティングが導入されてからさまざまな利用シーンが展開されるようになったことも導入効果だと捉えています。
V-CUBEへの期待
V-CUBEへの期待などあればお聞かせください。
正直なところ、導入当初は現在ように頻繁に利用されることは想定していませんでしたが、現在では欠かせないコミュニケーションツールとなっています。また、今後は中国をはじめとしたアジア拠点とのやり取りも増えてくると思いますので、より安定的に利用できるように務めていただければと思います。
※取材日時 2012年8月
※記載の担当部署は、取材時の組織名です。