インタビュー
北野建設株式会社 情報管理室 渡辺様と齋藤様に、V-CUBE ミーティング導入の背景、活用状況、そして今後の取り組みについて、V-CUBEミーティング導入後1年半の感想を詳しくお伺いしました。
誰でも気軽にコミュニケーションができる体制にすることで、効率化とコスト削減を達成したかった
V-CUBE ミーティングを導入した背景を教えてください。
V-CUBE ミーティングを提案してもらう前に、すでに他社のWeb会議サービスを利用していました。前サービスは、パソコンに専用ソフトをインストールしなければならず、使い始めるまでに高いハードルがありました。さらに、遠隔会議の必須要件である「双方向通信」が上手くいかず、会議として成立させられる人員も限られていました。
また、新しいOSでの動作保証もなく、サポートにも大きな不安があったので、サービスのリプレイスを検討していました。これらの不安や不満を解消し、各拠点との双方向通信の確立、そしてWeb会議サービス利用機会の拡大による業務効率化や出張コストの削減を実現することを目標としました。
使いやすさと、迅速かつ堅実で安心のサポートが決め手に
V-CUBE ミーティングを選択された理由を教えてください。
ブイキューブのWeb会議サービスの存在を知り、問い合わせたところ、その日のうちに営業担当から連絡が入るというスピード感に、まず信頼が持てました。提案内容に関しても、単にWeb会議サービスのツール導入を提案するというのではなく、弊社が会議で利用していたホワイトボードの共有ニーズやプロジェクターでの運用に不満を感じていた点を考慮して、シャープ社製「BIGPAD」とV-CUBE ミーティング連携させた、最適な形で提案してくれました。将来的にはタッチパネル操作で拠点間会議が運用できることで、業務効率化も目指せますし、発展的活用がイメージできる点が非常に良かったです。
またトライアル利用時と本導入時に、本社、支店、営業所間での個別検証や同時接続テスト、海外接続も対応してくれました。これらのきちんと運用に乗るまでの手厚いサポート体制も決め手として大きかったと思います。
担当者としては、契約前から総合的な費用対効果や運用実現性について厳正にプランを練ることができたので、社内提案もしやすく、稟議の進行もスムーズでした。
Web会議の開催数が月2回から月70回以上に
導入から1年半。どのようにV-CUBE ミーティングを利用されていますか。
長野本社、東京本社と支店、営業所の間で、通常の拠点間会議だけでなく、建築部や土木部でのBIGPADの大画面表示を生かし、詳細な施工図などを高画質で共有して実施する技術会議などでも活用しています。
高画質なので、施工図や土木技術資料の詳細までを全参加者が把握でき、とてもスムーズに会議ができます。
パソコンへのソフトウェアインストールが不要なので、誰でもブラウザから簡単に接続でき、BIGPAD専用端末には入室ソフトウェアもプリインストールしてあるので、アプリを起動するだけで入室ができます。また、招待メールからの入室であればIDとパスワードを入力する必要が無く、入室するWeb部屋を選択する必要もありません。これにより、Web会議が以前よりも簡単に、かつ安定して行えるようになったため、全拠点でのWeb会議利用率が飛躍的に向上しました。
以前のWeb会議システムが使い放題の契約で月2回(計120分程度)の利用頻度だったものが、V-CUBE ミーティング導入1年半後には、月70回以上(計5000分程度)に増加しました。今では、弊社にとって無くてはならない、拠点間の基幹コミュニケーションツールとなっています。
人的資源の有効活用という点など想定以上の効果
V-CUBE ミーティングの導入効果について教えてください。
拠点間の連絡手段として幅広く活用できるようになり、打合せの回数が増えコミュニケーションが活発になりました。 本社情報システム部門で他拠点の遠隔保守対応や、各部署内での出張先拠点からのリアルタイム業務報告などにも活用できています。これにより、発生する予定だった出張コストの削減や、移動時間を他業務に回せることから人的資源の有効活用にも役立っており、想像以上の効果が出ています。 また、災害時は長野本社と東京本社でV-CUBEを使って連携をとる運用が決定しており、普段使いなれたシステムを活用したBCPの体制が構築できています
モバイル対応を進めたい
V-CUBE サービスの今後の活用予定を教えてください。
現状はBIGPADと固定のインターネット回線を使ってV-CUBEを利用していますが、スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末でも活用することを検討しています。V-CUBEは利用端末が増えても追加コストが発生しないため、モバイル活用の促進でもメリットがあると考えています。用途としては、モバイル端末のカメラを活用し、工事現場と拠点間での報告、打ち合わせを実施していきたいと思っています。
*取材日時 2015年8月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。