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東急電鉄株式会社 様

事故や災害からの一刻も早い復旧のために遠隔会議を活用
現場の状況が正確に共有できることで復旧作業が大幅効率化

東急電鉄株式会社 様

鉄軌道事業、都市開発事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業、国際事業を展開し、2022年度には創立100周年を迎える。

■事業内容
「V-CUBE コラボレーション」を導入した鉄道事業本部 電気部は鉄軌道事業における電気設備などの保守、管理を担当。

モバイルとの親和性が高く通信速度が遅くても切断しにくい「V-CUBE コラボレーション」を事故や災害からの復旧に活用

重要な社会インフラである鉄道会社は、安全かつ正確な運行を確保するために、日々メンテナンスを行っている。しかし、メンテナンスを行っていても、予期せぬ事故や災害に見舞われることもあり、その際には迅速な関係各所との情報共有や現地の復旧体制の構築が必要とされる。東急電鉄で鉄道に必要な電気設備を管轄する電気部では、異常時における現場状況を早期に共有し、よりスピーディーな復旧を目指すための業務改革として、遠隔会議システム『V-CUBE コラボレーション』を導入した。

事故や災害時における情報共有の課題

電話の音声だけでは状況伝達が不正確

現場の状況を正確に把握できるのは、専門の保守担当者が到着後になりがち。

現場の電話対応で復旧作業が非効率

お客様や報道機関への情報提供のために、本社からの状況確認の電話に現場担当者が対応していると、復旧作業の効率が落ちる。

移動時間のロスで復旧に遅れ

経験豊富なスタッフが現場に到着するのを待っていると、復旧が遅くなってしまう。

「V-CUBE コラボレーション」でこう解決!

現場の映像を複数の部署でリアルタイム共有

現場の映像を複数の部署でリアルタイム共有

音声だけでは伝わらない現場の状況や作業の進捗具合を、全部署が映像を通じて正確にリアルタイムで共有。

電話では、電気設備などの保守、管理を担当する鉄道事業本部 電気部責任者と現場の担当者のみのやり取りであったが、関連するすべての部署に映像を通じて現場の状況や復旧のための指示が正確に伝わる。

現場と電気部とのやり取りから必要な情報を把握可能に

現場と電気部とのやり取りから必要な情報を把握可能に

現場担当者は電気部への状況説明など、復旧作業だけに集中。

本社は現場担当者に問い合わせをしなくても、映像の状況から判断し、適切な情報をお客様、報道機関に提供できるようになる。

経験豊富なスタッフが移動せずに遠隔で対応を指示

経験豊富なスタッフが移動せずに遠隔で対応を指示

経験豊富なスタッフの移動を待つことなく、スピーディーな指示を仰げるため迅速な復旧が可能に。

災害など同時に複数の現場で対応が必要な時も、経験豊富なスタッフが、1箇所から同時に複数の現場の状況を確認しながら優先度に従って的確な指示を出すことが可能に。

「V-CUBE コラボレーション」選定のポイントは?

モバイル端末との親和性が高い遠隔会議システムであるか?

導入済みの1600台のiPad、iPhoneを有効活用できること。

  • 現場でのモバイル端末、電気部や本社の電子黒板など多彩なデバイスに対応

通信速度が遅くても切断されにくく、安定した通信が可能であるか?

災害や事故が発生した場所の通信状態が悪くても、音声や映像が途切れずクリアであること。

  • クリアな映像で現場の状況を表示
  • 遅延のない映像により、リアルタイムで現場の状況を把握

コミュニケーションの正確性を向上できるか?

現場からの映像に対して電気部のスタッフが手書きで指示を行うなど、正確な伝達をサポートする機能があること。

  • 電気部に設置された大画面の電子黒板で現場からの映像に手書きで指示を書き込み
  • 映像への手書きは現場担当者のモバイル端末画面や関連部署の端末画面にもリアルタイム表示

お客様の声

トラブルへの迅速かつ確実な情報提供が求められる時代に

東急電鉄株式会社 鉄道事業本部 電気部 計画課 主事 坂本 雅彦 氏

東急電鉄株式会社 鉄道事業本部 電気部 計画課 主事 坂本 雅彦 氏

スマホやSNSが普及したことで、ある区間で何らかのトラブルにより電車が止まってしまった時、鉄道係員が状況を把握する前に、お客様の方からの情報が拡散するという時代になっています。したがって、迅速かつ確実な情報共有が求められるのですが、これまでは通話による限られた情報共有しかできませんでした。

例えば、「架線にビニール袋が引っかかっている」という情報を発見者が第一報として関係部署に通知しても、限定的な情報しか得られないため、どのような状況になっているかは専門の保守担当者が到着するまで分からず、復旧処置に時間を要していました。

現場からの映像に指示を手書きすることでコミュニケーションの正確性が向上

現場からの映像に指示を手書きすることでコミュニケーションの正確性が向上

「V-CUBE コラボレーション」の導入により、復旧作業で一番大きく変わった点は、現場の状況や作業の進捗具合を、全部署で映像を通じて共有できるようになったことです。

電気部の責任者は映像で現場の状況が正確に把握できることで、これまでの知見を活かした正確な指示を出せますし、現場の担当者にとっては具体的な指示が視覚的に入ってくることで、復旧作業をスムーズに進めることができるようになりました。

「V-CUBE コラボレーション」導入前は、現場に駆け付けた担当者だけでは対応できず、経験のある別のスタッフが応援に駆け付けるといったこともありましたが、その移動時間で復旧がさらに遅くなってしまうこともありました。しかし、経験豊富なスタッフが、遠隔で指示を出せるようになったことで、こうしたタイムロスを防ぐ効果にもつながります。

東急電鉄株式会社様における「V-CUBE コラボレーション」の活用法

東急電鉄では、導入済みの1600台のiPad、iPhoneをさらに活用するために、事故や災害の復旧現場の映像を「V-CUBE コラボレーション」を通じて関連部署と共有。電気部などの司令所と本社では、大画面の電子黒板で現場映像を確認し画面へ書き込み、正確かつスピーディーな情報共有と伝達を実現している。

事故や災害の復旧現場ではモバイル端末、司令所や本社では大画面の電子黒板を活用

iPadとiPhone 1600台を2016年4月に導入していた東急電鉄では、当初第1発見者や現場に駆け付けた鉄道係員がモバイルデバイスで撮影した写真を、関連部署の全員が画像を見ることができるファイル共有のしくみにアップする運用を行っていた。

この運用スタイルは一定の効果を挙げ、現場と関係各所との画像による正確かつ迅速な情報共有に寄与したが、複数の関連部署に指示を出すことに課題があった。

そこで「V-CUBE コラボレーション」を組み合わせる運用を選定。現場ではモバイル端末を通じて、災害や事故の現場の状況を映像で共有。本社や司令所などには大画面の電子黒板を共有端末として設置している。

活用イメージ

手書きでの書き込みで正確かつスピーディーな意思疎通

手書きでの書き込みで正確かつスピーディーな意思疎通

「V-CUBE コラボレーション」の大きな特長は、画面の映像に手書きで書き込み、書き込んだ内容も共有できることだ。指示を出す側は、従来の電話による音声だけでは伝えにくかった具体的な指示を、電子黒板の画面に視覚的に書き込める。現場の作業者にとっても、迷うことなくスピーディーに作業を行うことができるメリットがある。

日常業務での活用でいざという時にもスムーズに対応

日常業務での活用でいざという時にもスムーズに対応

災害や事故、故障からの復旧という「いざ」という時に備えて導入した「V-CUBE コラボレーション」だが、「日常的に使っていないと緊急時に活用できない」という危機感から、平時にも現場で自主的な接続訓練を行っている。さらに、定例の会議を「V-CUBE コラボレーション」による遠隔会議で実施するなど、日常的に利用する方針だ。

緊急対策・防災対策に関するお問い合わせ

03-6845-0775

受付時間:平日10:00〜18:00

東急電鉄株式会社 様
社名
東急電鉄株式会社
URL
https://www.tokyu.co.jp/
住所
東京都渋谷区桜丘町31-2 東急桜丘町ビル

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