受講生のための手厚いサポートの一環として全授業を動画で配信
創立23年で9万人以上が卒業し、多くのクリエイターを送り出しているデジタルハリウッド専門スクールでは、クリエイティブ力を身につけるため、対面でしか学習しえない通学制を採用している。受講生は社会人や子育てママなど多岐にわたるが、仕事や家庭の都合で、どうしても授業を欠席しなければならないというケースが発生してしまう。そこで同校では、すべての授業の録画動画を、学校内のネットワークで視聴できるように独自の補講システムで配信していたが、受講生がより視聴しやすくすることを目的に、動画配信プラットフォームQumu(クム)を採用した。
従来の録画動画配信の課題
フォルダ分けができず動画が探しにくい
受講生が「欠席した●月○日の授業の動画を視聴したい」と思っても、コースなどでフォルダ分けされていないため、探している動画をすぐに見つけられなかった。
動画をアップする負荷が大きい
授業終了後に、アシスタントが録画した動画をアップする運用をとっているが、作業が煩雑でアシスタントへの負荷が大きくなってしまう。
動画教材として拠点間展開が困難
学校内のネットワークでの視聴のみを前提としていたため、撮影した動画を全国の他拠点へ展開するという拡張が難しい。
Qumuでこう解決!
分かりやすいインターフェースで探している動画が一目瞭然
コースによってフォルダ分けができるなど、受講生にとって分かりやすいインターフェースで、探している動画がすぐに見つかるように。
独自の補講システムよりも項目が分かりやすく、受講生が直感的に操作できるため、受講すべき動画をすぐに見つけることができ、効果的に学習を進めることができる。
簡単な操作で撮影した授業の動画をアップロード可能
Qumuは動画配信のためのプラットフォームのため、動画の編集や作成だけでなく、アップロードや管理なども、簡単に行える。
授業の動画のアップロードから配信までが、簡単に行えることで、アシスタント業務の低減を実現。
将来的には他拠点への動画の共有も視野に
Qumuはクラウドであるため、東京本校の授業の動画を、地方の他拠点で視聴することも容易に実現できる。
地方の校舎では、現状はオリジナル動画を視聴しながら、トレーナーが現地で補足する運用だが、東京本校の講師の授業の動画自体を教材として活用する展開も可能になる。
Qumu選定のポイントは?
フォルダ分けなどで分かりやすく動画コンテンツ配信ができるか?
受講生が探している動画がどこにあるかがすぐに分かり、スムーズに学習を進められること。
- 直感的に利用できる分かりやすいインターフェース
- 動画の配信や管理をプラットフォームで一元化
大容量の動画コンテンツ配信が可能であるか?
1回の授業が数時間に及ぶこともあり、かつ全授業の動画が必要なため、大容量のコンテンツ配信に適していること。
- 年間720本で合計約1TBの動画にも十分に対応可能
クリアな映像での動画配信が可能であるか?
ビジュアルが重視されるクリエイティブ系の授業であるため、動画の画質がクリアに視聴できること。
- ネットワーク帯域や視聴するデバイスのパフォーマンスに合わせ、自動的に最適な画質で配信
お客様の声
手厚いサポートによる安心感を受講生に提供
デジタルハリウッド株式会社 スクール事業部 東京ユニット
東京本校 マネージャー 森内 芳枝 氏
デジタルハリウッド専門スクールは、社会人向けの通学制を採用していますが、仕事をしながらという受講生も多いため、どうしても授業を欠席しなければならないというケースも出てきてしまいます。
そこで以前から、独自の補講システムにより欠席した授業の動画配信を行っていたところ、学校説明会でも手厚いサポートという安心感を持っていただいていました。受講生にとってより分かりやすい動画配信ができないか検討していたため、Qumuでまず確認したのがインターフェースでしたが、非常に綺麗で分かりやすいという印象を持ちました。
地方での講師不足という課題解決も視野に
デジタルハリウッド株式会社 スクール事業部 東京ユニット
ユニット長 山下 潤 氏
効率的な学習を行うために、ツールの使い方などについては、オンデマンドで視聴できるオンライン学習用の教材を用意しており、通学制の授業では対面ならではのコミュニケーションを重視しています。
Qumuによる授業動画の配信は、欠席した授業の補講を目的にしているため、現在は学校内のネットワークに接続していないと視聴できないようにしています。
とはいえ、特に地方では第一線で活動している講師が少ないという課題もあります。Qumuはクラウドで配信できるため、将来的には東京本校で録画した授業を、地方の校舎で教材として活用することも視野に入れています。
デジタルハリウッド専門スクール 東京本校様におけるQumuの活用法
クリエイターを志望する社会人向けに、Web・デザイン・3DCG・映像・グラフィックなどの授業を展開しているデジタルハリウッド専門スクール 東京本校では、やむなく授業を欠席した受講生向けに、Qumuを活用して授業の動画を補講用に配信している。
欠席した授業を、後から動画で視聴
デジタルハリウッド専門スクールではクリエイティブ力を身につけるため、対面でしか学習しえない通学制を採用している。
働きながら通学する社会人や育児休暇などを機にスキルを身につけようとする子育てママなど、仕事や家庭の事情でやむをえず授業を欠席しなければならないケースのために、補講用動画配信システムを整備。週15本程度、年間約720本の授業動画をQumuでアップロードし、受講生をサポートしている。
課題前の復習にも活用
欠席した授業の補講が目的のため、学校内ネットワークでしかQumuによる授業の動画は視聴できない運用としている。
欠席時以外では、課題前に授業の内容を復習する場合に、学校内ネットワークであれば繰り返し視聴することが可能になっている。
後進の講師育成
第一線で活動するクリエイターが講師となっているが、授業での教育手腕を余すことなく後進に見せることができるため、質の高い講師育成にも役立っている。
また、新たに講師の依頼をする際にも、どのような授業を行っているかを参照してもらうことも。
【今後の展開】地方の校舎でも東京本校の授業動画を教材化
地方では第一線で活動している講師が少なく、人材確保が課題となっている。東京本校をはじめとした都市部の講師による授業の動画を教材化し、Qumuにより地方の校舎でも視聴できるようにすることで、都市部の第一線の現場での仕事がどのようなものかを、地方でも体現できるような展開も視野に入れている。