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熊本県庁 様

連続テロを想定した実践的な国民保護訓練で
地図上での情報集約のために「V-CUBE Board」を活用

※xSync Tableは2019年4月より、V-CUBE Boardに名称変更しました。

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災害や国民保護など危機管理に係る調整や、防災行政無線と水防無線施設の管理・運営、防災会議に関する業務などを行う。
危機管理班、災害対策班、地域防災推進班、情報通信班、防災企画室により構成。

連続テロを想定した訓練で「V-CUBE Board」を活用
続々と入ってくる被害情報を集約・整理・共有

2019年2月、熊本県では国や熊本市と共同で、連続テロを想定した「熊本県国民保護共同図上訓練」を実施。ラグビーワールドカップや女子ハンドボール世界選手権大会の開催を前に88機関・約350人が参加する大規模な訓練となった。続々と入ってくる被害状況を整理し的確な指示を出すために活用したのが、「V-CUBE Board」だった。

緊急時における情報共有の課題

手書きでは情報が集約しきれない

電話で聞き取った情報を、紙の地図やホワイトボードに集約しようとしても、物理的なスペースの制限もあり整理しにくい。

県出先機関との間で情報共有しにくい

防災センターで集約した紙ベースの情報は、防災センターにとどまり、県出先機関とリアルタイムの情報共有が難しい。

様々な機関から届く情報を整理できず

警察や消防など異なる機関から情報が電話で届いても、地図との紐付けが難しいため、同じ情報なのか別な情報なのか直ちに判断がつかず、錯綜してしまう。

「V-CUBE Board」でこう解決!

物理的なスペースの制約なしに多数の情報を一元的に集約可能

物理的なスペースの制約なしに多数の情報を一元的に集約可能

災害などの緊急時に次々と情報が届いても、デジタルデータで一元的に集約するため、物理的なスペースの制約がなくなる。

同一箇所に関する情報が複数あっても、タッチパネルを指で操作しスピーディーに切り替えられる。また、必要に応じてピンチアウト、ピンチインによる拡大・縮小ができるので、現場の状況を把握しやすい。

県出先機関とリアルタイムで正確な情報共有

県出先機関とリアルタイムで正確な情報共有

防災センターの「V-CUBE Board」で集約・整理した情報を、リアルタイムでマルチモニタや遠隔の電子黒板などに表示することで、正確な情報共有が可能になる。

地域振興局など13カ所の県出先機関に電子黒板を設置。「V-CUBE Board」の画面をリアルタイムで共有できる体制を構築した。

テーブル状の画面に地図、写真やテキスト情報を集約

テーブル状の画面に地図、写真やテキスト情報を集約

防災情報システム(GIS)との連携により、地図情報や写真などの画像情報、テキスト情報などを集約・整理して表示することで、さまざまな情報の判断がつきやすくなる。

将来的には、整備予定の防災情報システムと「V-CUBE Board」を一体的に活用することで、地図情報を中心に集約・整理したデータを県出先機関と共有することを視野に入れている。

「V-CUBE Board」選定のポイントは?

県出先機関とリアルタイムで情報共有ができるか?

集約した情報を、地域振興局などの県出先機関とリアルタイムで共有したり、防災センターのマルチモニタなどの大画面に表示できること。

  • 「V-CUBE Board」に集約した情報を遠隔の拠点とリアルタイムで共有することが可能
  • 県出先機関の電子黒板に同じ画面を表示し双方向から書き込みが可能

防災情報システム(GIS)と連携した情報集約が的確に行えるか?

防災情報システムによる地図情報に随時届く文字情報や写真などの画像情報を連携できること。

  • 防災センターに届いた情報や画面上への書き込みを「V-CUBE Board」上の地図にリンクさせて集約

緊急時の情報を「V-CUBE Board」で集約・整理・共有

熊本県知事公室 危機管理防災課 情報通信班 主幹 澤田 一文 氏

熊本県知事公室 危機管理防災課 情報通信班 主幹 澤田 一文 氏

2019年2月実施の「熊本県国民保護共同図上訓練」は、「熊本駅での大規模な爆発」「えがお健康スタジアムでの化学剤(サリン)散布」「水前寺公園付近での爆発物発見」という3つのテロ事案が連続して発生する想定でした。

今回は連続テロの想定でしたが、地震や台風などの自然災害を含めた緊急時には、防災センターに市町村や警察、消防などさまざまな機関から情報が送られてきます。しかし、異なる機関から届くそれぞれの情報は、同じ情報なのか、それとも別の情報なのか、判断がつきにくいのが実情です。電話で聞き取った情報を紙の地図やホワイトボードに書き込んでも、情報は錯綜しがちなのです。

熊本県は熊本地震の記憶も新しく、緊急時の情報をいかに整理するかの重要性を強く理解していることもあり、「V-CUBE Board」の有効性を実感しています。

訓練後になりますが、地域振興局など13カ所の県出先機関に電子黒板の設置も完了し、「V-CUBE Board」に集約・整理した情報を、県出先機関とリアルタイムで共有できるようになり、今後は、更なる効果が期待されるところです。

xSync Table

熊本県庁様における「V-CUBE Board」の活用法

熊本県庁では、地震・風水害等の自然災害やテロ等の国民保護事案への迅速かつ的確な対応を行うためのインフラとして、防災センターに「V-CUBE Board」を導入。2019年2月実施の国民保護訓練で活用したほか、地域振興局など13カ所の県出先機関に設置した電子黒板と連携し、「V-CUBE Board」で集約・整理した情報をリアルタイムで共有できる体制を構築した。

連続テロを想定した「熊本県国民保護共同図上訓練」での活用

県内の駅、スタジアム、公園の3カ所で連続してテロが発生した想定での大規模訓練で「V-CUBE Board」を活用。異なる場所で発生した連続テロの情報は、電話やメールなど異なる手法で報告されるため、「V-CUBE Board」の画面上で集約・整理を行った。

タブレット端末のタッチパネルと同様に指で直感的な操作が行えるため、一刻を争う緊急時にも必要とする情報をスピーディーに切り替えることができる。「V-CUBE Board」の画面は、既設の大画面マルチモニタにも表示でき、防災センター内でリアルタイムに共有できる。

xSync Table

画面に直接、文字や線を書き込んで強調

xSync Table

「V-CUBE Board」は、画面に指やタッチペンで直接書き込みが可能。被害の発生している箇所を地図上で囲ったり、矢印で避難誘導の経路を書き込むといった活用のほか、ホワイトボードのように時系列で情報の書き出しができる。

書き込みはデジタルデータとして保存できるため、証跡として活用できる。

地域振興局など13カ所の県出先機関の電子黒板とも連携

xSync Table

「V-CUBE Board」導入の大きなポイントは、県出先機関とリアルタイムで同じ画面を共有し、双方向から書き込みが可能であることだった

地域振興局など13カ所の県出先機関に、「V-CUBE Board」のように画面に書き込みが可能な電子黒板を設置。離れた複数の拠点と同じ画面を見ながら、緊急時の対策や指示を共有できる体制を構築した。

緊急対策・防災対策に関するお問い合わせ

03-6845-0775

受付時間:平日10:00〜18:00

熊本県庁 様
社名
熊本県 知事公室
危機管理防災課様
URL
http://www.pref.kumamoto.jp/
住所
熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18番1号

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