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三井・ダウ ポリケミカル株式会社 様

防爆仕様スマートグラスやiPad、電子黒板と遠隔会議の連携で
工場での点検業務を遠隔支援して効率化

三井・ダウ ポリケミカル株式会社 様 様

日本を代表する総合化学会社である三井化学株式会社と、素材科学ソリューション・プロバイダーとして世界をリードする米国ダウ・ケミカル社との合弁会社。主な事業内容は、エチレン酢酸ビニルコポリマー、食品包装材やフィルム等に用途の広いアイオノマー樹脂等の製造販売。

■設立 1960年

防爆仕様のスマートグラスやiPad、電子黒板を採用
工場での「現場作業」を遠隔支援できる体制を構築

可燃性物質を多用する化学工場では作業員の安全がもっとも重視される。三井・ダウ ポリケミカルでは「安全はすべてに優先する」が企業としての行動指針に組み込まれ、日々安全に対する細かい配慮がなされている。その一環として、同社の大竹工場では運転状態の監視や現場作業の支援を行うシステムを導入した。「V-CUBE コラボレーション」はフィールドワークスタイルの変革をもたらすだけでなく、映像・音声通信を遅延なくリアルタイムに配信することができるため、さらなる安全を追及し、緊急時のコミュニケーションシステムとして活用することが期待できる。

大竹工場で抱えていた課題

DCSの画面表示が計器室のみに限定

実際に点検業務を行う現場ではDCSの画面を見ることができず非効率だった。

ハンディフォンでは音声が聞こえにくい

周辺の音の大きな環境下で、PHSのハンディフォンでは現場の作業員は音声が聞こえづらい。

点検業務での安全性追求

作業員の安全をもっとも重視しているため、リスクのある現場作業の安全性向上を追求する必要があった。

「V-CUBE コラボレーション」でこう解決!

解決1

防爆仕様iPadとDCS画面を共有し、現場で画面を見ながら点検業務

工場内に設置した防爆無線LANに接続したiPadに、Web会議システム「V-CUBE コラボレーション」経由でDCSの画面を表示。

計器室でDCSの画面を見ながら指示を出す担当者と、現場で実際に点検業務を行う作業員がPHSで会話しながらの作業だったが、現場でDCS画面を閲覧できることにより、遠隔での効率的な点検業務を実現。

解決2

作業現場でDCS画面を確認でき、音声による遠隔指示が正確に

現場でiPadにDCSの画面がリアルタイムに表示されるため、より正確でスピーディーな点検業務を実施可能に。

さらに、追加導入した防爆仕様のスマートグラスはノイズキャンセリング機能付きのヘッドマイクを通じて音声が聞こえるため、音声によるやり取りの必要が生じた場合にも、周囲の音を気にせずにコミュニケーションが可能。

解決3

防爆仕様のスマートグラスによるハンズフリーの作業で安全性向上

スマートグラスのレンズ部分はモニタとして映像が表示されるため、現場の機器を照らし合わせながら、ハンズフリーでの点検業務を行える。

米国RealWear製のスマートグラス「HMT-1Z1」は、カメラの起動やフラッシュなどを音声認識で操作可能。連携している「V-CUBE コラボレーション」との組み合わせによりハンズフリーでの作業が実現可能となる。

「V-CUBE コラボレーション」選定のポイントは?

離れた拠点間で双方向でのコミュニケーションがスムーズに行えるか?

計器室のDCS画面を点検業務現場でリアルタイムに表示したり、三者間以上でのスムーズなコミュニケーションが行えること。

  • 離れた場所でも映像や資料の共有、音声による会話、双方向の書き込みでのコミュニケーションが可能
  • 1対1だけではなく、複数拠点間でもリアルタイムでのコミュニケーションが可能

多彩なデバイスで利用できるか?

化学工場のため防爆仕様のデバイスが必須であること。

  • 防爆仕様のiPadやスマートグラスのほか、電子黒板、PCなど多彩なデバイスでコミュニケーション
  • 米国RealWear製の防爆仕様対応スマートグラス「HMT-1Z1」による音声操作が可能

お客様の声

安全性の追求が「遠隔作業支援」検討のきっかけに

interview

三井・ダウ ポリケミカル株式会社 大竹工場施設課 計装係 武清 賢二 氏

当社では「安全」が何よりも優先されます。横河電機製のDCS(総合生産制御システム)と融合して安全性を向上できないか、iPad等のデバイス機器を活用して遠隔化、効率化へとつなげられないかと検討を進めておりました。その一環で、DCSの画面をどのように現場で参照するかを検討する必要が生じました。

従来、点検を行う作業員に対してPHSハンディフォンで指示やサポートを行っていましたが、タブレット端末を活用して現場でDCS画面を直接参照できることにより、作業の効率化、安全性向上へとつながるのではないかとイメージしておりました。

防爆仕様のタブレットやスマートグラスを採用

interview

横河製DCS、「V-CUBE コラボレーション」、防爆仕様のiPad、電子黒板を組み合わせた遠隔作業支援のソリューションを導入することで、DCSの画面はもちろん、多様な画面を共有し、双方向でのリアルタイムなコミュニケーションが実現できました。

これにより複数の現場で同時にDCS画面を見ながら点検業務を行えるようになり、作業の効率化が図られ、生産性の向上はもとより、安全性向上にもつながるなどの相乗効果が期待できると思っています。

さらに、横河ソリューションサービス様には、RealWear製のスマートグラスをご提案いただきました。音声による操作が可能で、ハンズフリーの作業が実現できるこのデバイスは、安全性向上の遠隔現場作業支援ツールとして大いに活躍してくれると感じています。

三井・ダウ ポリケミカル株式会社様における「V-CUBE コラボレーション」の活用法

三井・ダウ ポリケミカルの大竹工場では従業員の安全確保を重視し、現場と計器室の距離がある環境下での安全性向上を実現するため、ソリューション・プロバイダーである横河ソリューションサービスの提案によるフィールドワークスタイル変革を実施した。計器室にある横河電機製DCS(統合生産制御システム)をモバイル端末(iPad)や電子黒板等により、現場でその画面を見るだけでなく、Web会議システム「V-CUBE コラボレーション」を導入し、遠隔で作業支援ができる体制を構築。さらには防爆仕様のスマートグラスを導入することで、点検業務がハンズフリーで行えるなど、作業の安全性も向上させた。

遠隔での作業支援体制構築

遠隔での作業支援体制構築

RealWear製の防爆対応スマートグラス

RealWear製の「HMT-1Z1」

RealWear製の「HMT-1Z1」は、日本国内の防爆認証TIIS Zone-1に対応した単眼スマートグラス。カメラとスピーカー、ノイズキャンセリング機能付きマイクを搭載しており、周囲の音が大きい場所でもストレスなく活用できる仕様となっている。

三井・ダウ ポリケミカルの大竹工場で導入した「HMT-1Z1」は「V-CUBE コラボレーション」を音声のみで制御操作できるようにカスタマイズされており、資料共有や写真送信などをハンズフリーで行うことができる。

緊急対策・防災対策に関するお問い合わせ

03-6845-0775

受付時間:平日10:00〜18:00

三井・ダウ ポリケミカル株式会社 様
社名
三井・ダウ ポリケミカル株式会社 様
URL
http://www.mdp.jp/
住所
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター(本社)

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